バイオリンでカノンを弾きたい!ゼロから始める初心者のための弾き方・練習方法解説

音楽

バイオリンでパッフェルベル作曲の『カノン』を弾きたい。だけど私は初心者です。どういう練習をしたら弾けるようになるかわからないし、そもそも初心者がすぐに弾けるものなのかなぁ。

本記事の内容

✔︎カノンを弾くための必要な技術の解説。
✔︎カノンを弾くための練習方法の解説。
✔︎カノンの弾き方。

✔︎楽器も備品も揃えてるよという方はこちら

パッフェルベルの『カノン』を弾こうとした初心者が「結局何からどうすればいいんだろう?」と最初の一歩でつまずいてしまうケースは多いです。

わたしはバイオリンを大人になってから始めて20年かけて初心者に教えられるレベルになりました。

しかしその20年の間、何度も挫折し失敗を繰り返したくさんの遠回りをしてきました。

そこで今回は初心者でも迷わずに努力さえすればパッフェルベルの『カノン』を弾けるように楽器の選び方から、必要となる知識、技術、実際の弾き方のコツ、練習方法をまとめて解説します。

この記事を読めば「ゼロからバイオリンを始める初心者がカノンを弾けるまでに必要な手順」がすべてわかります。

筆者プロフィール

名前:ねるね
バイオリン歴:大人から始めて21年以上。オーケストラのプレイヤーとして18年活動。

良ければフォローしてね!

バイオリンでカノンを弾くために用意するもの

バイオリン

まずバイオリンを購入します。

カノンを弾くだけの目的なら買うべき値段帯のバイオリンは、3万円〜10万円ぐらいでいいです。

ねるね
ねるね

この値段帯が初心者でお試しで始める人に適した価格帯。

カノンを弾けるようになってもずっとバイオリンを弾いていたいのであれば、10万円以上の楽器を選んでみるのも手ですね。

バイオリンの選び方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【知らないと騙される!?】初心者のバイオリンの選び方【極意】

その他備品

バイオリン以外にも購入すべき備品がたくさんあります。

・弓
・弦
・肩当て
・松脂
・チューナー
・メトロノーム
・楽器ケース
・譜面台
・教本
・ミュート

かなり数が多いなぁ

これらはカノンを弾くために必ず必要なアイテムです。練習を始める前に購入しましょう。

各アイテムのオススメのものをこちらで解説しています。

初心者にこそ読んでほしい!バイオリンを始めるのに必要なもの一覧【オススメも解説】

バイオリンの基礎

バイオリンの構え方

バイオリンは左肩に乗せます。

構えで気を付けるポイント

・角度が重要。
・身体の正面左斜め4度に構える。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【今日から実践できる!】バイオリンの構え方を解説

弓の持ち方

弓の持ち方の手順

①弓のゴムの根元側付近に親指をあてます。

②親指と対になる位置に中指の第一関節をもってきます。

③人差し指、薬指は添えるだけ。

④小指は六角形の天井の指をたてるように添えます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【弓の持ち方】バイオリンの右手の形を徹底解説!【初めが肝心!】

必要な知識、技術

カノンで必要な知識、技術

・楽譜の読み方
・ボーイング
・ファーストポジションの音階
・移弦の技術
・サードポジションへのポジションチェンジ
・ビブラート

ねるね
ねるね

これにアンサンブルの仕方を勉強すればカノンは弾けます。

細かく解説していきます。

楽譜の読み方

カノンを弾くために、楽譜は読めた方が良いです。

楽譜が読めた方が良い理由

・知らない曲でも楽譜を読むことによってすぐに演奏可能になるから。
・音楽を理屈で理解できるようになるから。(レイトスターターにはとくに大事)

ねるね
ねるね

大人から始めた人にとっては楽譜を読める能力をつけることはとくに大事です。

楽譜を読む上でおさえておく知識

・五線譜の読み方。
・音符の読み方。
・記号の意味の理解。

詳しくはこちらをご覧ください。

これだけ覚えれば心配なし!楽譜の読み方を解説【初心者向け】

ボーイング

バイオリンのボーイングとは、弓で弦を上下に擦って音を出そうとする動作のことを言います。

ねるね
ねるね

ボーイングは基礎中の基礎ですごく大事な技術。

なので初心者にとって大部分の時間を割く練習です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【初心者の時に知っておきたい!】バイオリンのボーイングの正しいやり方とコツを解説!

ボーイング技術の中でカノンで重要になる。・ロングトーンの解説を行います。

ロングトーン

ロングトーンとは音をゆっくり長く伸ばす技術です。

練習の手順

①テンポはゆっくりから(♩60)
②D線の練習から始めます。
③弓元から8拍かけて弓先まで行って
④そのまま弓元まで8拍かけて戻ってきます。

練習の順番

D線→A線→E線→G線の順

ファーストポジションの音階

カノンは97%ファーストポジションの音階で弾きます。

ねるね
ねるね

なのでファーストポジションの音階練習は非常に重要。

ファーストポジションとはバイオリンの音階を作る上での基礎となる位置です。

こちらにファーストポジションの運指表を用意しているので参考にしてください。

ファーストポジションを実際に押さえるとこういうかたちになります。

音階練習

音階練習はボーイング練習と合わせて生涯取り組むべき練習です。

音階練習の目的

・音程をよくする。
・曲を習得するスピードが上がる。

ねるね
ねるね

ボーイング練習はジョギングとしたら音階練習は筋トレのようなもの。

カノンは二調長の曲なので二調長の音階練習をやりまくる必要があります。(調とはその曲の雰囲気を決定付けるグループ分けみたいに思っていたらいいです。)

2調長の音階

音階練習については詳しくはこちら

バイオリンの音階練習を解説【これをやれば大抵の曲は弾けるようになる】

音階練習は生涯やり遂げるべきもの。

デタッシェ

デタッシェで音階練習を行います。

デタッシェとは音と音を切って(弓を返して)弾く技術。

ねるね
ねるね

カノンでもっとも使う技術なので重要です。

デタッシェで2調長の音階を弾いてみます。

✔︎参照動画

デタッシェ
デタッシェでの音階練習の手順

①♩四分音符60のテンポで弓を出来るだけたくさん使って(最初は全弓:弓を全部使う)音階練習を行いましょう。
②テンポを10ずつあげていく。あげていくと同時に弓の量を減らしていく。
③テンポが120までいったら、♩60に戻り今度は8分音符で練習する。

✔︎参照動画

二長調音階60

スラー

スラーで音階練習を行います。

スラーとは音と音を滑らかにつなげて弾くことを表します。

技術面の説明

・バイオリンではスラーのついている音同士は弓を返しません。

✔︎参照動画

スラー
ねるね
ねるね

スラーはカノンの曲でデタッシェの次にたくさん出てくるので重要です。

上記の二長調の音階の楽譜をスラー付きで弾きます。

スラー音階

デタッシェのときと同じように徐々にテンポをあげるようにして練習してみましょう。

移弦の技術

移弦とはバイオリンの弦から弦へと移り変わって弾くことを表します。

ねるね
ねるね

3rdポジションを弾けるようにするためにはポジションチェンジの練習が必要です。

ポジションチェンジで気を付けること

・ネック(バイオリンの指板の裏)を握らない。
・ポジションチェンジの際は手の力を抜く。

ポジションチェンジの手順

①常に人差し指(1番の指)が軸になることを意識する。
②手順が多すぎてめんどくさい

以上を気をつけながら練習します。

✔︎参照動画

ポジションチェンジシからレ

詳しくはこちらをご覧ください。

【バイオリン初心者に読んでほしい!】ポジションチェンジをスムーズにできるコツと練習方法

ビブラート

ビブラートとは音を一定の間隔で揺らす状態のことを指します。

ビブラートと効果としては音をより響かせる効果があり、バイオリン演奏では必須のテクニックです。

ビブラートと効果としては音をより響かせる効果があり、バイオリン演奏では必須のテクニックです。

ねるね
ねるね

カノンではほんの少しビブラートを使います。

ビブラートのコツ

・弦をしっかり押さえる。
・指の柔軟性。
・親指は固定
・右手(弓)の弦に対する圧力も重要。

詳しくはこちらをご覧ください。

【これを読んだらできる!】バイオリンでビブラートをかけるために必要な練習方法・コツ

アンサンブルの力を鍛える

カノンはアンサンブル力が必要です。

アンサンブルとは他の楽器と合わせて演奏することを意味します。

カノンでは通常、チェンバロ(ピアノ)orチェロ、バイオリン3本で演奏することが多いです。

Pachelbel – Canon – Stringspace String Quartet
カノンアンサンブル

ですので合奏能力(アンサンブル力)が必要になります。

アンサンブル力で大事になるのは空気を読む力です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

アンサンブルって何?音楽する上でアンサンブルはすごく大事

どのくらいの期間練習したらカノンが弾ける?

毎日カノンのために練習を特化したら、

①毎日1時間練習を3ヶ月した場合→楽譜をなぞるぐらいレベル。
②毎日1時間練習を半年した場合→カノンの合奏に参加できるレベル。
③毎日1時間練習を1年した場合→ノリノリで弾けるレベル。もちろん合奏もノリノリ。

ねるね
ねるね

わたしの初心者のときの体感でいうとこんな感じです。

音楽の完成形は人によりけりなので、こういう議論は不毛っているのもあるんですけどね。

バイオリン歴20年以上のわたしでも未だにカノン難しいって思っちゃうくらいです。

1年間の練習スケジュール

カノンを弾けるようになるための練習スケジュール例をたてました。

初心者のうちはとくに基礎練習が大事です。

最初はボーイング練習だけから始まり、長い期間をかけて音階練習やカノンの練習の割合を徐々に増やしていく感じです。

ねるね
ねるね

わたしも初心者のときはボーイング練習をめちゃめちゃ頑張りました。

スケジュール
1ヶ月目・楽譜の読み方を勉強、楽器や備品購入など準備期間
2ヶ月目・ボーイング(ロングトーン)練習のみ。
3ヶ月目・ロングトーン1:音階練習1の比率で進める。
4ヶ月目【カノンの曲練習開始】
・ロングトーン0.5+音階練習0.5:カノン練習1の比率で練習を進める。
5ヶ月目【移弦の練習開始】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25+移弦の練習0.5:カノン練習1の比率で練習を進める。
6ヶ月目【スラー、デタッシェの練習を始める】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25+スラー、デタッシェの練習0.5:カノン練習1
7ヶ月目【早弾きの練習を始める】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25+早弾きの練習0.5:カノン練習1
8ヶ月目【ポジションチェンジの練習を始める】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25+ポジションチェンジの練習0.5:カノン練習1
9ヶ月目【ビブラートの練習を始める】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25+ポジションチェンジの練習0.5:カノン練習1
10ヶ月目【カノンの曲練を中心にする】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25:カノン練習1.5
11ヶ月目【カノンを3重奏で練習する。(アンサンブルの練習)】
・ロングトーン0.25+音階練習0.25:カノン3重奏練習1.5
12ヶ月目対人でカノンで遊びまくってアンサンブル力を鍛える。
カノンスケジュール

カノンの弾き方

まとめ:実際にカノンでアンサンブルしてみよう!

カノンの弾き方がわかったら実際にアンサンブルしてみましょう。

ねるね
ねるね

一緒にカノンをやってくれる人がいたらそれでいいですし、YouTubeにもアンサンブル用の動画があります。

✔︎アンサンブル用の動画はこちら

パッヘルベルのカノン 1stヴァイオリン用伴奏(Pachelbel's Canon,Accompaniment for 1st Vn.)
カノン1stバイオリン用伴奏動画

チェロ、1stバイオリン(最初に弾き始める人)、2ndバイオリン(2番目に弾き始める人)の演奏動画です。

やり方

2ndバイオリンが2小節弾いて3小節目と同時に3rdバイオリン(あなた)が1小節目から弾き始める手順です。

カノンのアンサンブルの完成形はこんな感じ

Pachelbel – Canon – Stringspace String Quartet
カノンアンサンブル

アンサンブルとなるとちょっと自信が、、、、

そんな方はプロの先生によるレッスンがオススメ

迷う必要がないし効率の良い練習ができます。

詳しくはこちらをご覧ください。

【無料特典あり!】椿音楽教室の口コミ評判、特徴を歴21年の私が解説【他社料金比較】
初心者で音楽教室を選ぶ際混乱してしまうケースは多いです。そこで今回は私がオススメする椿音楽教室の忖度なしの特徴を知ればすぐにでも決断できるよう、【椿音楽教室の口コミ評判からメタ分析したメリットデメリットから選ぶ際の大事なポイント】までをまとめて解説します。
本記事のまとめ

✔︎バイオリンでカノンを弾くために用意するもの
・バイオリン・弓・弦・肩当て・松脂・チューナー・メトロノーム・楽器ケース・譜面台・教本・ミュート
✔︎バイオリンの基礎
・バイオリンの構え方・弓の持ち方
✔︎カノンで必要な知識、技術
・・楽譜の読み方・ボーイング・ファーストポジションの音階・移弦の技術・サードポジションへのポジションチェンジ・ビブラート
✔︎どのくらいの期間練習したらカノンが弾ける?
①毎日1時間練習を3ヶ月した場合→楽譜をなぞるぐらいレベル②毎日1時間練習を半年した場合→カノンの合奏に参加できるレベル③毎日1時間練習を1年した場合→ノリノリで弾けるレベル。もちろん合奏もノリノリ。

以上です!

それではまたー!

コメント

  1. […] カノンをバイオリンで弾きたい。初心者だとどのくらいで弾ける? […]

タイトルとURLをコピーしました