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バイオリンの音が汚い原因と直し方|ギーギー・かすれる音を歴27年の経験から解説

バイオリン

ねるね
ねるね

こんな悩みに、バイオリンを大人から始めて歴27年の私ねるねが解説します。

私も大人になってバイオリンを始めた頃は、自分の音が汚いことにずいぶん悩みました。

松脂をたくさん塗ってみたり、弓や楽器を疑ってみたり、構え方を変えてみたり。

それでも、なかなか思うような音になりませんでした。

そんな私も、バイオリンを始めてから27年が経ちました。

私はプロの演奏家でも、バイオリンの先生でもありません。27年間、趣味としてバイオリンを続けてきたアマチュアです。

だからこそ、初心者の頃に感じた悩みや、思うように弾けない苦しさは、今でもよく覚えています。

この記事では、バイオリンの音が汚くなる一般的な原因と直し方を解説します。

そのうえで、私自身の経験や、27年間弾いてきて感じていることもお話しします。

技術的な原因と私個人の考えは、できるだけわかるように書いていきますので、参考にしてもらえたらうれしいです。

目次

バイオリンの音が汚い原因は?まずは音の種類を確認しよう

バイオリンの音が汚くなる原因は、一つではありません。

弓の使い方が原因の場合もあれば、松脂や弦など、道具の状態が関係している場合もあります。

また、「音が汚い」といっても、どんな音がするのかによって確認するポイントが変わります。

まずは、次の表を見てください。

音の種類考えられる原因最初に
確認すること
ギーギー
・ガリガリ
弓を強く押し付けすぎている、
弓の速さが合っていない
弓を押し付けて
いないか
スカスカ
・かすれる
弓が弦をうまくとらえていない、
松脂不足など
開放弦でも
かすれるか
キーキー
・ピー
E線の発音や、
弓の動かし方の問題
E線だけで起こるか
ザラザラ
・雑音が混じる
弓の動きが不安定、
弦の汚れなど
どの弦でも起こるか
ビリビリ
・ジージー
楽器の部品の緩みや
不具合など
特定の音で
異音が出るか
音が細い
・響かない
弓の速さや位置、弦の状態など開放弦で
安定して鳴るか

これは、一般的に考えられる原因をまとめたものです。

同じような音でも、原因が違うことがあります。また、いくつもの原因が重なっている場合もあります。

そのため、音だけを聞いて「絶対にこれが原因だ」と決めつけることはできません。

ギーギー・ガリガリとした音が出る場合

ギーギー、ガリガリという音が出る原因の一つは、弓を弦に強く押し付けすぎていることです。

バイオリンは、弓の毛で弦をこすることで音を出します。

このとき、弓を押し付ける力と、弓を動かす速さのバランスが悪いと、きれいに鳴らないことがあります。

ねるね
ねるね

例えば、弓を強く押し付けたまま、とてもゆっくり動かすと、音がつぶれてギーギー鳴ることがあります。

まずは、弓を強く押し付けすぎていないか確認してみましょう。

ただし、力を弱くすれば必ず直るわけではありません。

弓を動かす速さや、弓を当てる場所も音に関係しています。

スカスカ・かすれた音が出る場合

音がかすれる原因には、弓が弦をうまくとらえられていないことなどが考えられます。

弓を動かす速さや当て方が合っていない場合もあれば、松脂が不足していたり、弓の毛が古くなっていたりする場合もあります。

まずは、左手で弦を押さえずに弾いてみましょう。

これは「開放弦(かいほうげん)」と呼ばれる弾き方です。

開放弦ではきれいに鳴るのに、左手で弦を押さえるとかすれる場合は、左手の押さえ方にも原因があるかもしれません。

なお、音がかすれるからといって、すぐに松脂を大量に塗るのは避けましょう。

松脂が原因とは限らないからです。

キーキー・ピーという高い音が出る場合

特に、一番細いE線で、笛のような高い音が出ることがあります。

これは「E線のホイッスル音」と呼ばれることがあります。

E線が普通とは違う振動をしたときに起こる現象です。

弓を動かす速さや弦への当て方、隣のA線からE線へ移る動きなどが関係する場合があります。

ねるね
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また、使っているE線の種類によって起こりやすさが変わることもあります。

まずは、E線だけを弾いたときにも起こるのか、それともA線からE線へ移ったときに起こるのかを確認しましょう。

何度も起こる場合は、先生に弓の動きを見てもらうのがおすすめです。

ビリビリ・ジージーという雑音が出る場合

ビリビリ、ジージーとした音が出る場合は、楽器の状態に問題がある可能性もあります。

例えば、バイオリンについている小さな部品が緩んでいると、楽器が振動したときに雑音が出る場合があります。

特定の音だけでいつも異音が出る場合や、指で弦をはじいても同じ音がする場合は、楽器の状態を確認したほうがよいでしょう。

ただし、それだけで故障と決まるわけではありません。

原因がわからないまま部品をいじると、楽器を傷めてしまうこともあります。

異音が続く場合は、弦楽器を専門に扱うお店や工房に相談してください。

バイオリンの音をきれいにするために大切な3つのこと

一般的に、バイオリンの音色には、弓を押し付ける力、動かす速さ、弦に当てる位置などが関係しています。

しかし、私が27年間弾いてきて、初心者に特に大切だと考えているのは、次の3つです。

① バイオリンを正しく構える

私が初心者にまず確認してほしいのは、バイオリンの構え方です。

バイオリンを安定して構えられないと、弓も思いどおりに動かしにくくなります。

例えば、楽器が下がってきたり、首や肩に強く力が入ったりしていると、演奏にも影響することがあります。

ただし、正しい構え方は、体格や身体の特徴によっても少しずつ違います。

本や動画で見た形をそのまま真似するだけでなく、できれば先生に直接確認してもらいましょう。

詳しい構え方については、こちらの記事で解説しています。

バイオリンの構え方を初心者向けに解説

② 弓を正しく持つ

次に大切だと考えているのが、弓の持ち方です。

初心者の頃は、弓を落とさないように強く握ってしまうことがあります。

しかし、強く握りすぎると、指や手首が動かしにくくなります。

その結果、弓を動かす途中で力が急に強くなったり、音が不安定になったりすることがあります。

もちろん、ただ力を抜けばよいわけではありません。

弓を安定して支えながら、必要な動きができる持ち方が大切です。

私は、弓を動かす技術を細かく考える前に、こうした基本を正しく身につけることが重要だと考えています。

弓の持ち方については、こちらの記事をご覧ください。

バイオリンの弓の持ち方を詳しく解説

③ 弓を安定して動かす

バイオリンの音をきれいにするには、弓を安定して動かすことも大切です。

基本的なボーイングでは、弓を弦に対してほぼ直角に動かします。

ボーイングとは、弓を使って弦をこする動きのことです。

弓が大きく斜めになったり、途中で力のかけ方が急に変わったりすると、音が不安定になることがあります。

鏡を見ながら練習すると、自分の弓がどのように動いているか確認しやすくなります。

ただし、音をきれいにするためには、弓をまっすぐ動かすこと以外にも、さまざまな技術が必要です。

ボーイングの詳しい練習方法は、次の記事で解説しています。

バイオリンのボーイングのやり方と練習方法

私も初心者の頃は、音が汚い原因を何でも疑っていた

ここまで、一般的な原因と基本的な対処法を説明してきました。

ここから少し、私自身が初心者の頃に経験したことをお話しします。

私がバイオリンを始めた頃、特に悩んでいたのが、自分の音が汚いことでした。

先生や上手な人が弾くと、とてもきれいな音がします。

ところが、自分で弾くと、ギーギーしたり、かすれたり。

ねるね
ねるね

どうして自分はこんな音しか出せないんだろう

そんなふうに考えていました。

そして、音が汚い原因を、いろいろなところに求めていました。

弓や楽器、松脂を疑っていた

まず疑ったのは、道具でした。

以下のような妄想が、

・弓が悪いのではないか

・バイオリンがよくないのではないか

・肩当てが合っていないのではないか

・松脂が足りないのではないか

こんな感じに疑いはじめます。

特に松脂は、すぐに試せます。

そこで、松脂をたくさん塗ってみたこともありました。

しかし、私の場合は、それで音が劇的によくなることはほとんどありませんでした。

ねるね
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もちろん、一般的には松脂の不足が原因で音が出にくくなる場合もあります。

ですから、松脂を確認すること自体が間違っているわけではありません。

ただ、少なくとも当時の私が悩んでいた音の問題は、松脂を増やすだけでは解決しませんでした。

構え方を変えると、一時的によくなることもあった

次に、バイオリンの構え方や弓の持ち方、動かし方を変えてみました。

すると、不思議なことに、一時的に音がきれいになったように感じることがありました。

ねるね
ねるね

あ、これが正しい弾き方なのかな?

そう思って、その弾き方を続けます。

ところが、しばらく練習していると、また音が汚く感じられるようになるのです。

新しい弾き方に慣れていなかったからなのか、疲れのせいなのか、音の感じ方が変わったからなのか。

当時も、そして今でも、はっきりした理由はわかりません。

ただ、何度もこうしたことを繰り返していると、何が正しいのかわからなくなってしまいました。

・以前の弾き方も、新しい弾き方も信用できない。

・音をよくしようとしているのに、どんどん混乱してしまう。

そんな経験がありました。

今振り返ると、私は音の小さな変化を気にしすぎていたのかもしれません。

先生が私のバイオリンできれいな音を出したときは、絶望した

初心者時代、特に強く覚えている出来事があります。

それは、先生が私のバイオリンを使って、とてもきれいな音を出したときです。

・同じバイオリン。

・同じ弓。

それなのに、先生が弾くと、まったく違う音がするのです。

正直に言うと、そのときは絶望しました。

それまで、弓やバイオリンが悪いのかもしれないと思っていました。

でも、先生が同じ道具できれいな音を出したのですから、もう道具のせいにはできません。

もちろん、先生は音をきれいにするための技術を教えてくれました。

今振り返っても、技術的に正しい指導だったと思います。

ただ、初心者だった私には、別の疑問がありました。

ねるね
ねるね

あと何時間練習すれば、そこそこきれいな音が出るようになるんだろう?

先生からは、練習を続ければいずれできるようになると教わりました。

でも、その「いずれ」がいつなのか、初心者にはわかりません。

私は、プロのような演奏をしたいというより、まずは自分で納得できる音を出したかったのです。

今でも、大人になってからバイオリンを始める人の中には、同じような疑問を持っている人がいるのではないかと思っています。

私の音がきれいになったのは、ボーイング練習を続けた後だった

では、実際に私の音はどうやって改善したのでしょうか。

初心者の頃、私が特に力を入れていたのが、ボーイングの練習です。

鏡の前に立ち、弓がまっすぐ動いているかを確認しながら、ひたすら弓を動かしていました。

ねるね
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テンポは60くらい。

全弓を使って、8拍ほどかけてゆっくり動かす練習です。

最初の頃は、なんと1日2時間ほど、この練習をしていました。

今考えると、かなり極端な練習量だったと思います。

音をきれいにしようと思わなくなった

私がこの練習を続けられたのは、基礎練習が大切だと考えていたからです。

勉強でいえば九九。

野球でいえばキャッチボール。

ねるね
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基本的な動きを何度も繰り返すことで、少しずつ身についていくものだと思っていました。

当時、先生や上級者からも、初心者のうちにボーイングをしっかり練習しておいたほうがいいと教わっていました。

その言葉を信じて、毎日練習していました。

すると、ある変化が起きました。

ねるね
ねるね

音をきれいにしようという意識が、だんだんなくなっていったのです。

鏡を見て、弓をまっすぐ動かす。

ただ、それだけを繰り返す。

音がきれいかどうかは、いつの間にかあまり気にならなくなっていました。

半年後には、以前ほど悩まなくなっていた

約半年かけて、ボーイング練習の時間を少しずつ減らしていきました。

曲やほかの練習をする時間が増え、ボーイングだけに長い時間を使うこともなくなりました。

そして、その頃には、以前よりも音がきれいになっていました。

ねるね
ねるね

正確にいつから音がよくなったのかは覚えていません。

技術的に何がどれだけ改善したのかも、はっきりとはわかりません。

ただ、気づいたときには、初心者の頃のように音の汚さを気にして悩むことが少なくなっていたのです。

この経験から、私は一つのことを感じました。

音をきれいにする方法をあれこれ探すことも大切だけれど、正しい基礎を繰り返すことも、それ以上に大切なのではないか。

もちろん、これは私自身の経験から考えていることです。

すべての人が同じ練習をすれば、同じように音がよくなるという意味ではありません。

また、1日2時間ものボーイング練習を、初心者全員におすすめしているわけでもありません。

練習時間は、体力や生活に合わせて無理なく決めることが大切です。

ちなみに、27年経った今でも、私は練習の最初にボーイングをしています。

現在は2分ほどですが、欠かせない習慣になっています。

音が汚いときは、まずこの順番で確認しよう

ここまでの説明を読んでも、実際に自分の音が汚い原因がわからない人もいると思います。

そんなときは、次の順番で確認してみましょう。

① 開放弦で音を出してみる

まずは、左手で弦を押さえずに音を出してみましょう。

開放弦でもギーギーしたり、かすれたりする場合は、弓の使い方や道具の状態などが原因として考えられます。

開放弦ではきれいに鳴るのに、左手で押さえると汚くなる場合は、左手の押さえ方も確認してみてください。

また、4本すべての弦で同じ症状が出るのか、特定の弦だけなのかを確かめることも役立ちます。

② 鏡で弓の動きを見てみる

次に、鏡を使って弓の動きを確認してみましょう。

・弓が大きく斜めになっていないか。

・途中で弓を動かす速さが急に変わっていないか。

・肩や腕に強く力が入っていないか。

こうしたことを確認します。

ただし、鏡で見ただけでは、正しい動きができているか判断できないこともあります。

こんな時は、先生に見てもらうことで改善できる場合があります。

これからバイオリンを習いたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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③ 松脂や弦、弓の状態を確認する

弓の使い方だけでなく、道具の状態も確認しましょう。

・松脂が不足していないか。

・反対に、塗りすぎていないか。

・弓の毛は傷んでいないか。

・弦が古くなったり、傷んだりしていないか。

このような点を確認してみてください。

また、ビリビリとした異音が続く場合は、楽器本体や部品に問題がある可能性もあります。

こうした場合は、無理に自分で直そうとせず、専門の工房に相談しましょう。

④ それでも原因がわからなければ先生に見てもらう

ここまで確認しても原因がわからない場合は、先生に演奏を見てもらうことをおすすめします。

弓の持ち方や構え方は、自分では正しくできていると思っていても、実際には問題があることがあります。

私自身も、初心者の頃は何が正しいのかわからず、いろいろなことを試して混乱していました。

だからこそ、基本となる技術は、プロの先生に教わることが大切だと考えています。

これからバイオリンを習いたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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私が初心者に伝えたいのは「最初からきれいな音を気にしすぎないこと」

ここからは、27年間バイオリンを続けてきた私個人の考えです。

もし、初心者だった頃の自分が目の前にいたら、私はこう伝えたいと思います。

ねるね
ねるね

最初は多少ギーギー鳴ってもいいから、思いっきり弾いてみよう

大人になってからバイオリンを始めると、覚えることがたくさんあります。

バイオリンの構え方。

弓の持ち方。

弦の押さえ方。

楽譜の読み方。

などなど、、、、

ただでさえ大変なのに、最初から音の美しさまで気にしすぎてしまう。

すると、汚い音を出さないように、間違えないようにと、演奏がどんどん小さくなってしまうことがあると思います。

私は、それがもったいないと感じています。

もちろん、何も考えずに力任せに弾いてよいという意味ではありません。

・構え方

・弓の持ち方

など、基本となる技術は正しく学ぶ必要があります。

そのうえで、最初は思いきって音を出すことも大切にしてほしいのです。

きれいな音を出すための練習もする。

でも、音が汚いことばかり気にして、演奏する楽しさを忘れない。

私は、この両方が大切だと考えています。

実は27年経った今でも、自分の音が汚く感じることがある

これは少し意外に思われるかもしれません。

私は27年間バイオリンを弾いてきましたが、今でも自分の音が汚いと感じることがあります。

特に不思議なのが、練習を1日以上休んだ後です。

久しぶりにバイオリンを弾くと、

ねるね
ねるね

あれ? 今日の音、きれいだな

と思うことがあります。

ところが、そのまま練習を続けていると、だんだん音が汚く感じられるようになるのです。

まるで、練習すればするほど音が悪くなっているような感覚です。

本当に音が悪くなっているのだろうか?

私は、必ずしも音そのものが悪くなっているとは限らないと考えています。

久しぶりに聴いた音だから、きれいに感じたのかもしれません。

練習を続けるうちに耳が慣れて、細かい部分が気になるようになったのかもしれません。

もちろん、疲れによって実際に演奏が変わっている可能性もあります。

ねるね
ねるね

正確な理由はわかりません。

これは、あくまで私自身が長年経験してきたことであり、そこから考えていることです。

また、演奏する場所によっても音の印象は変わります。

よく響く場所で気持ちよく弾いた後、あまり響かない場所で弾くと、自分の音が急に汚く感じられることがあります。

ねるね
ねるね

以前は、そんな変化にもショックを受けていました。

しかし今は、音が汚く感じる日があっても、それだけを理由に弾き方を大きく変えることはありません。

その日の音の印象だけで、自分が下手になったと決めつける必要はないと思っているからです。

バイオリンの音は、いつになったらきれいになる?

バイオリン初心者
バイオリン初心者

どのくらい練習すれば、きれいな音が出るようになりますか?

初心者にとって、とても気になることだと思います。

私自身、初心者の頃はそれを知りたかったからです。

ただ、一般的には

何時間練習すれば必ずきれいになる

と決めることはできません。

練習する時間や方法、先生の指導、そして目指す音によっても変わるからです。

さらに、私が27年間の経験から感じていることがあります。

それは、上達するにつれて、自分が求める「きれいな音」の基準も変わっていくということです。

初心者の頃は、ただ安定した音が出せればよかった

私がバイオリンを始めたばかりの頃は、とにかくギーギー鳴らず、安定した音が出ることが目標でした。

ところが、少し弾けるようになると、それだけでは満足できなくなりました。

次は、どんな曲でも安定した音を出したいと思うようになります。

さらに上達すると、ビブラートをきれいにかけたいと思うようになりました。

ねるね
ねるね

ビブラートとは、音の高さを細かく揺らして、表情をつける演奏方法です。

そして、もっと弾けるようになると、音程の正確さや、曲に合わせたビブラートなども気になってきます。

こうなると、単純に音がきれいか汚いかという話ではなくなります。

自分の理想とする演奏に、どれだけ近づけるか。

私の場合は、だんだんそちらのほうが大切になっていきました。

趣味なら、最初からプロと同じ音を目指さなくてもいい

これも、私個人の考えです。

私は、趣味でバイオリンを弾く人が、必ずしもプロと同じ完成度を目指す必要はないと思っています。

仕事や家庭があって、練習に使える時間が限られている人もいるでしょう。

好きな曲を気持ちよく弾けるようになりたい人もいれば、本格的な演奏を目指したい人もいると思います。

ねるね
ねるね

大切なのは、自分がどこまで上達したいのかということです。

ただし、だからといって、基礎を適当にしてよいとは思いません。

・構え方

・弓の持ち方

など、基本となる技術は、できるだけ正しく身につけたほうがよいと考えています。

そのため、私は初心者の方に、プロの先生から指導を受けることをおすすめしています。

基礎を正しく身につけることと、プロと同じ演奏を目指すことは別の話です。

自分の目標に合ったペースで、少しずつ上達していけばよいと思います。

バイオリンの音が汚いときのよくある質問

Q. 初心者がギーギーした音を出すのは普通ですか?

初心者が弓の使い方に慣れるまでは、ギーギーした音やかすれた音が出ることがあります。

弓を強く押し付けすぎていないか、弓を安定して動かせているか、構え方や持ち方に問題がないかを確認しましょう。

私自身も初心者の頃は、さまざまな汚い音に悩んでいました。

ですから、最初からきれいに鳴らせなくても、それだけで自分には才能がないと考える必要はないと思います。

Q. ギーギー音は、弓の力を弱くすれば直りますか?

弓を強く押し付けすぎている場合は、力を調整することで改善する可能性があります。

ただし、弱くしすぎると音がかすれることもあります。

弓を動かす速さや、弓を弦に当てる場所とのバランスも大切です。

Q. 松脂をたくさん塗れば、音がきれいになりますか?

松脂が足りない場合は、適量を塗ることで改善することがあります。

しかし、たくさん塗れば必ずよくなるわけではありません。

私も初心者の頃に松脂を大量に塗ってみましたが、劇的に音が改善した経験はほとんどありませんでした。

音が汚い原因は、松脂以外にもあるからです。

Q. 安いバイオリンだから音が汚いのでしょうか?

バイオリンの品質や調整状態によって、音色や弾きやすさは変わります。

しかし、楽器の価格だけで音の汚さが決まるわけではありません。

私自身、先生が自分と同じバイオリンで美しい音を出したことがあります。

その経験から、私の場合は楽器だけでなく、演奏技術にも改善すべきところがあるのだと感じました。

まずは先生に演奏を見てもらい、必要であれば楽器の状態も確認してもらいましょう。

Q. 音程が悪いことと、音が汚いことは同じですか?

同じではありません。

音程とは、音の高さが正しいかどうかのことです。

一方、音色とは、音の響きや質感のことです。

音程が合っていてもギーギーした音になることはありますし、音色がきれいでも音程がずれていることはあります。

もちろん、どちらも演奏の美しさに関係しています。

Q. 独学でもきれいな音を出せるようになりますか?

鏡を見ながらのボーイングなど、自分で練習できることはあります。

ただし、構え方や弓の持ち方が正しいかどうかを、一人で判断するのは難しい場合があります。

私は、初心者の頃に先生から基本を教わり、そのうえでボーイング練習を繰り返してきました。

その経験からも、特に初心者のうちは、先生に直接演奏を見てもらうことをおすすめします。

まとめ|音が汚くても、正しい基礎を身につけながら練習を続けよう

バイオリンの音が汚いときは、まずどんな音が出ているかを確認しましょう。

・ギーギーとした音なら、弓を押し付ける力や動かす速さ。

・かすれた音なら、弓の当て方や松脂、弓の毛の状態。

・ビリビリとした異音なら、楽器の不具合も考えられる。

また、初心者にとっては、バイオリンの構え方や弓の持ち方を正しく身につけることも大切です。

そして、ここからは私自身の経験から伝えたいことです。

私は初心者の頃、自分の音が汚いことにずいぶん悩みました。

・弓を疑い

・楽器を疑い

・構え方を変えては、何が正しいのかわからなくなる。

先生が私の楽器で美しい音を出したときには、絶望したこともありました。

しかし、私の場合は、鏡の前で基本的な練習を繰り返しているうちに、気づけば以前よりも音がきれいになっていました。

ねるね
ねるね

27年経った今でも、自分の音が汚く感じる日はあります。

でも、そのたびに悩むことはなくなりました。

だからこそ、初心者の方には、こんなことを伝えたいと思います。

音をきれいにする技術は大切です。でも、音の汚さを気にしすぎて、バイオリンを思いっきり弾けなくなってしまうのは、もったいない。

正しい基礎を先生に教わること。

そして、少しずつ練習を重ねていくこと。

音が汚くても、演奏する楽しさを忘れないこと。

これが、大人になってから27年間バイオリンを続けてきた、私なりの考えです。

音が汚くて悩んでいるなら、音楽教室のレッスンもおすすめ

ここまで紹介した方法を試しても、

・なかなか音がきれいにならない。

・自分の構え方や弓の持ち方が正しいのか、よくわからない。

そんな方には、音楽教室でプロの先生に直接教わることをおすすめします。

私も初心者の頃、何が正しいのかわからず、何度も試行錯誤してきました。

だからこそ、先生に直接演奏を見てもらい、自分では気づけない問題を教えてもらうことは、とても大切だと感じています。

ねるね
ねるね

ただし、音楽教室はどこでも同じというわけではありません。

料金やレッスン内容、通いやすさ、先生との相性など、教室によって特徴が違います。

せっかく習うなら、自分に合った教室を選びたいですよね。

そこで、私が音楽教室を比較してまとめた記事があります。

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