ジャズバイオリンって何?クラシックとどう違うの?初心者でも始められるのかなあ。
こんな質問に答えます。
名前:ねるね
バイオリン歴:大人から始めて21年以上。オーケストラのプレイヤーとして18年活動。
バイオリン弾いてるだけで自己肯定感MAXですよね。
— ねるね@ねるねブログ🎻大人からスタート (@Mryan99332547) August 16, 2020
あなたの周りにバイオリンでドレミファソラシドを弾ける人はどれくらいいますか?
おそらくあなたが住んでるマンションには1人もいないでしょうし、あなたの職場にもひとりもいないはずです。
それだけバイオリンを弾いてることは特別なのです🐶
良ければフォローしてね!
今回はジャズバイオリンについて解説します。
ジャズは難しいイメージが強く、初心者にはとっつきにくいと思います。
わたしはクラシックバイオリンを何年か経験したあとにジャズを勉強しましたがわからないことの連続でした。
この記事ではジャズとクラシックの違いを見ながらジャズバイオリンの特徴を解説し、それを踏まえてジャズバイオリンの始め方、ジャズの基礎部分を解説します。
ジャズバイオリンのことをもっと詳しく知ってジャズを練習してみたいという方は記事を最後までご覧ください。
ジャズバイオリンの特徴
クラシックとジャズの違い
クラシックバイオリンとジャズバイオリンは大きく違います。
クラシックバイオリンについては詳しくはこちらをご覧ください。
バイオリンとは何か?魅力を7つにまとめて解説【もっと好きになる】
クラシックバイオリン | ジャズバイオリン | |
・曲の解釈 | 楽譜を正確に弾く | 楽譜をスイングとアドリブを駆使しながら自分流に弾く |
・奏法 | 伝統的な奏法を逸脱してはいけない | ジャズのお約束プラスαで自分流 |
・演奏技術 | 高い技術を要求される | ジャズのテクニックがあればいい |
・合奏 | 事前練習の積み上げが大事 | 本番の即興が大事 |
・アドリブ | 基本的になし | アドリブがないのはジャズバイオリンとは言えない。 |
・演奏会場 | コンサートホールが基本でその他色々 | コンサートホールではほとんどやらない |
ジャズバイオリンの主な演奏スタイル
ジャズバイオリンで演奏されるスタイルは主にこれらです。
・ジプシージャズ
・ブルースジャズ
✔︎ジプシージャズはギタリストジャンゴ・ラインハルトが始めたジプシー音楽とスイングジャズを融合させた音楽です。
軽快なリズムとスピードでノリの良さが特徴の音楽です。
特に上記のラインハルトと組んでジャズバイオリンを一般的に広めたスタファン・グラッペリの功績はめちゃめちゃでかいです。
ジャズバイオリンの始め方
まずはバイオリン、弓、その他備品を購入します。
あなたにとってこれらを最適な選び方ができるように記事にまとめています。
バイオリンの購入、弓、その他備品の購入に関してはこちらをご覧ください。
バイオリン初心者でいきなりジャズから始めるのはかなり難易度が高いです。
なぜなら、
・コードに合わせたアドリブを行うために音程を正確にとれる技術がいる。
・どんなスピードでもスイングできる正確なボーイング技術がいる。
・高いアンサンブル力がいる。
なので練習の始め方としては、クラシックの基礎を学んでからジャズの奏法を色付けしていく方法がベターです。
初心者でジャズから練習するのは無謀です。
練習のやり方
クラシックの基礎をベースにする
バイオリンの基礎として、クラシックの基礎を学ぶことは必須です。
基礎の項目として、
・構え方
・ストレッチ
・右手の技術
・左手の技術
・楽譜の読み方
・早弾きのコツ
これらの項目を正しいやり方で効率良く学んでいく必要があります。
そのためにはプロのレッスンがおすすめです。
レッスンは月に3,000円〜10,000円です。
飲み会1〜2回分を音楽の投資に分けるという気持ちで検討してもいいかもしれません。
https://neruneblog.com/do-not-fail-5-recommended-music-classes-for-adults-good-cospa/また、もちろん無料で基礎を習得する方法もこちらで紹介しています。
ジャズの奏法
奏法として重要項目は
・スライド
・フォール
・プッシュ
・プル
・チョップ
・ゴーストノート
・ハーモニクス
スライド
ある音から音に一気に移り変わるのではなくゆっくり移り変わる奏法。
フォール
ある音を弾いたあと、指をそこから下へ動かして音程を下げる奏法。
プッシュ
ある音から半音上に同じ指で音を切らずに弾く奏法。
プル
(プッシュの反対)ある音から半音下へ同じ指で音を切らずにアプローチをする。
チョップ
弓の根元で弦をたたくように弾く奏法。
ゴースト・ノート
()のついた音をはっきり音を出さずに弓で弦に軽く触れる程度で弾く奏法。
・ハーモニクス
弦に指でごく軽く触れた状態で弾く奏法。倍音が出る。
リズムの捉え方
ジャズ特有のリズムの捉え方で、【スウィング】と言うものがあります。
このスィングするとはどういうことなのかを説明します。
通常、こういう音符があったとします。
これをスィングさせると、こうなります。
理屈で言うと、
・8分音符が三連符になり、真ん中の音が休符になる
こうなります。
このスィングすることがジャズの音楽を作る上でとても重要になります。
アドリブの練習
アドリブする上で大事なことは、曲のコードを読み解くことです。
見つけ方は2通りの方法があります。
・その曲の最終小説のキーがどうなっているかチェックする。
・曲の最初に付けられたシャープ、またはフラットの数から読み解く
ジャズにとってアドリブとても重要な要素になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
演奏での決まり事
ジャズの演奏では、
・パート編成
・演奏でのお約束ごと
この2つを理解しておく必要があります。
これらはライブ会場でセッションする際にその場で即興で決まったりするので、
え?、何?何?
とテンパらないようにしておくことが大事です。
このふたつに大きくわかれます。
バイオリンは楽器の特性上主旋律に回ることが多いです。
ただ、この流れもあくまで【お約束ごと】なのと、他にも色んなお約束ごとがあります。
こういう自由な遊び心のあるカルチャーがジャズの本質だとも言えます。
まとめ
ジャズバイオリンについて解説しました。
まとめると以下です。
✔︎ジャズバイオリンの特徴
・クラシックバイオリンとジャズバイオリンは大きく違います。
主に違う点は、曲の解釈、奏法、演奏技術、合奏、アドリブ、演奏会場。
・ジャズバイオリンの主な演奏スタイルはジプシージャズとブルースジャズ。
✔︎ジャズバイオリンの始め方
・クラシックの基礎をベースにする。
・ジャズの奏法を習得する。
・ジャズのリズムの捉え方を習得する。
・アドリブの練習をする。
✔︎ジャズの演奏の決まり事、お約束を把握する。
わたし自信、ジャズの練習をしたりセッションに参加したときに感じたことは、クラシックの基礎を固めておかないとジャズはめちゃめちゃ厳しいということでした。
クラシック歴も10年以上あったにも関わらずです、、、。
そんな方のために、音楽教室のレッスンをおすすめします。
月に3,000円〜10,000円なので、飲み会を1、2回我慢する計算になります。
良ければのぞいてみてください。
それではまたー
(完
※本サイトはAmazonのアフィリエイト・マーケティング・プログラムでの商品紹介を行っています。
コメント
[…] 【初心者向け】ジャズバイオリンとは何か?基礎知識と始め方を解説 […]