こんな悩みにバイオリンを大人から始めて23年経つ私が解説します。(このサイトの運営者プロフィール:ねるね)
グループレッスンと個人レッスンどちらを選んだら良いか迷いますよね。
実はそれぞれの特徴を理解しないまま選んでしまうと、レッスンが無駄になり楽器上達が失敗に終わる可能性が高い。
なぜなら、グループレッスンと個人レッスンの特徴や内容はかなり違っていて、あなた自身の楽器への目的や性格に合わせて慎重に選ぶ必要があるからです。
私(ねるね)は楽器歴23年で、個人レッスンもグループレッスンもたくさん受講してた経験があります。
さらに先日Twitterで音楽関係者60人に「初心者が受講すべきレッスン形態」のアンケートをとりました。
そこでこの記事では、初心者が誰でもすぐに上達できるのはグループレッスンと個人レッスンどっちなのかを結論付け、それぞれのメリットデメリットを解説します。
この記事を読めば、「音楽教室に入会したけど、グループレッスン(個人レッスン)の方にしとけば良かったー涙」って後悔することはなくなりますよ。
一緒に観ていきましょう!
初心者が誰でも最速で上達できるのは個人レッスン
音楽教室のレッスンは個人レッスンを選ぶべき。
理由は、以下のアンケート結果と私(ねるね)の体験談で説明できます。
60人が答えたTwitterでのアンケート結果
Twitterで音楽教室では個人レッスン(マンツーマンレッスン)とグループレッスンではどちらを選ぶべきか、60人にアンケートを取りました。
その結果、
・個人(マンツーマン)レッスンが良い・・・58人
・グループレッスンが良い・・・・・・・・・2人
となりました。
私も楽器初心者がレッスンを受講するなら、個人レッスン一択派だったので納得の結果。
私の体験談「グループレッスンは1/6分コスパが悪い」と感じた理由
楽器初心者の時、グループレッスンを受けたことがあるんですが、グループレッスンはコスパがとても悪いと感じました。
理由は、講師が自分だけを指導してくれる時間が短いから。
私が参加していたグループレッスンは60分で6人の教室でした。
60分はボリューミーだなと思いつつ、レッスンが進行しても講師は順番に生徒をレッスンしていく。
やっと自分のとこに回ってきたと思ったらあっという間に自分を見てもらう時間は終わり。
時間で換算すると60分のうち自分をしっかり見てもらえたのは10分ぐらいだったでしょうか。
個人レッスンだと各音楽教室ではレッスン時間30分〜60分が基本です。
グループレッスンと個人レッスンはそんなに料金の差があるわけでもなく、グループレッスンはいわば音楽教室側のコスパを重視した仕組みと言えるでしょう。
グループレッスンのコスパについては、『失敗しないためのグループレッスンの注意点』において解説しています。
グループレッスンは楽しくワイワイやりたい人にはオススメ
私(ねるね)がグループレッスンを体験した上で、良い所をあげろと言われて思いつくところは、みんなでワイワイ楽しく練習ができる醍醐味はありました。
それはそれで楽しかったです。
ただし、グループレッスンの雰囲気も先生次第なので注意が必要。
Twitterでもこんな会話しました。
ンキング17選』を見てみてくださいね。
音楽教室の個人レッスンのメリット、デメリット
個人レッスンのメリットとデメリットをまとめました。
以下詳しく解説します。
【個人レッスンのメリット】上達が早い
グループレッスンと比較しての個人レッスンのメリットは、練習効率が高いこと。
レッスン時間の全部を自分だけで独占できるので、グループレッスンと比較して上達が早くなります。
レッスン時間60分をグループレッスンと個人レッスンで比較すると、グループレッスンでひとりにかけられるレッスン時間は10分。
個人レッスンは60分独占。
時間だけでも個人レッスンはグループレッスンよりも6倍のレッスン時間を確保できます。
また、Twitterで会話していると、「個人レッスンこそ基礎上達に役立つ」という意見をもらいました。
単純に時間が6倍だからレッスン効率も6倍とは言い切れませんが、少なくともグループレッスンよりも個人レッスンの方が効果的と言い切れます。
【個人レッスンのメリット】料金コスパが良い
個人レッスンは料金コスパが良いです。
上記でも書きましたが、個人レッスンの方がグループレッスンよりもひとりにかけられる時間が多いから。
さらに個人レッスンとグループレッスンの1レッスンの料金はそんなに変わらないんですよね。
詳しくは『100人にアンケート!音楽教室の月謝相場を解説』で確認ください。
以下では個人レッスンが受講できるオススメの音楽教室をまとめています。
良ければ見てみてください。
【個人レッスンのデメリット】練習が孤独になりやすい
個人レッスンはグループレッスンと比べて、孤独になりやすい。
理由は、レッスンにつまづいた時に一人で悩む場面が多いからです。
個人レッスンは講師と一対一なので、「ひとりで悩んでいる感覚」になる時があります。
グループレッスンはみんなでワイワイ楽しくレッスンを受けられる可能性が高い。
レッスンにつまづいたとしても、周りも同じようにつまづいてるので孤独になりにくいです。
もちろん講師も最大限寄り添ってくれますが、初心者の気持ちが100%わかるとそうではないことも。
また、Twitterではこんな会話をしました。
個人レッスンは孤独になりやすい
音楽教室のグループレッスンのメリット、デメリット
グループレッスン のメリットデメリットをまとめました。
【グループレッスンのメリット】音楽仲間ができやすい
グループレッスンは音楽仲間ができやすいです。
理由はグループの受講生たちと、同じ価値観を共有できるから。
グループレッスンは3人〜6人くらいで行われる事が多く、周りは自分と同じく初心者が多い。
皆不安になりながら一緒にレッスンを受講しています。
楽器を皆で一緒に上達していけるので、自然と仲も深まっていくんですよ。
グループレッスンは音楽仲間ができやすい
【グループレッスンのデメリット】上達が遅い
グループレッスンは個人レッスンと比べて、上達が遅くなります。
上記の個人レッスンのメリットでも解説していますが、グループレッスンは個人レッスンと比べて講師が生徒ひとりにかけられる時間が限られます。
これだと上達が遅くなるのは必然ですね。
グループレッスンと個人レッスンの時間のコスパについて詳しくは『グループレッスンの注意点』で書いています。
また、楽器の上達度は各個人バラバラになりがち。
そのためグループレッスンでは下手な人を基準にレッスンが進む可能性があり、レッスンが円滑に進まない事もあります。
グループレッスンは個人レッスンと比べて、上達が遅くなります。
【グループレッスンのデメリット】料金コスパが悪い
グループレッスンは個人レッスンと比べてコスパが悪い。
上記でも書きましたが、グループレッスンはひとりにかけられる時間が短いからです。
一見グループレッスンのレッスン料金の方が個人レッスンよりも安いです。
でも、自分が講師から直接指導されていいる時間が短いので、実質の料金コスパが悪くなってしまう。
詳しくは『グループレッスンの注意点を解説』を見てくださいね。
グループレッスンは料金コスパが悪い
【グループレッスンのデメリット】人間関係に気を遣う
グループレッスンは人間関係に気を遣います。
レッスンは通常「先生ガチャ」が存在しますが(先生ガチャ=外れ講師にあたってしまう事)グループレッスンは「生徒ガチャ」も存在する。
私(ねるね)がグループレッスンを受講していた時こんなことがありました。
グループのメンバーは老若男女で、その中で楽器ウンチクじいちゃんがいました。
そのじいちゃんが割と場を仕切っていて講師もそのじいちゃんに気を遣っているようでした。
じいちゃんが講師のレッスンを独占する事も多く(無駄にたくさん質問したりして)周りの生徒さんたちが割りを喰っている状態に。
グループレッスンはいろんな人間が集まるので、人間関係への寛容さが非常に試されます。
グループレッスンは完全独学よりかは上達する
グループレッスンは上達できるの?
個人レッスンと比較すると、上達速度は遅いです。
ですが、完全独学よりも上達はできます。
グループレッスンのメリットは音楽仲間ができやすいこと。
音楽仲間ができると、楽器は挫折する可能性は低くなります。
詳しくは『バイオリンの挫折率について解説』を見てみてください。
大人のヤマハ音楽教室グループレッスンは上達できない
大人のヤマハ音楽教室のグループレッスンは、楽器上達を最優先に考えている方はやめておいた方が良いです。
理由としては、個人の上達スピード関係なしでレッスンは進んでいくから。
Twitterで元大人のヤマハ音楽教室に通っていた方から教えてもらいました。
楽器の出来にかかわらずレッスンが進んでいくなんて、私は驚愕してしまいました。
楽器上達を最優先で考えている大人の方はヤマハのグループレッスンはやめておいた方が良い
子供向けのグループレッスンは上達できる
グループレッスンは子供の楽器上達においては有効なレッスン形式と言えるでしょう。
子供は音楽を好きになる事が一番の楽器の上達条件だからです。
子供にとってのグループレッスンのメリットは、
です。
音楽演奏はひとりで行うよりも誰かと一緒に演奏するシーンが多く、協調性はとても大事。
また、子供は音楽を義務として捉えてしまうと、音楽に対して興味を持たなくなってしまいます。
グループレッスンは、同じ年代の子供と楽しみながら学べる事により、楽器上達は早くなる。
子供は、音楽を好きになれば楽器を自主的に練習しようとするので、子供にとって音楽はとても大切な存在になるでしょう。
ヤマハのグループレッスンを受けている子供のレベルは?
子供向けのヤマハ音楽教室では、色んなレベルの子供達がいます。
レベルに関係なくカリキュラムにグループレッスンが組み込まれてるんです。(一部個人レッスンのみのコースもあり)
理由としては、周りと合わせる力を養うため。
個人レッスンとグループレッスンの併用で、子供の音楽才能を伸ばすのが目的です。
どんなマニアックな楽器でもグループレッスンは存在する
マニアックな楽器でもグループレッスンは行われているのかな?
もちろんポピュラーな楽器の方がグループレッスンを行っている教室は探しやすいです。(ポピュラーな楽器とは→ピアノ、ギター、ベース、バイオリン、フルートなど)
ただし、ヤマハ音楽教室ではマニアックな楽器でもグループレッスンを募集しています。
まずは近場のヤマハ音楽教室に確認してみるのが良いでしょう。
ヤマハ音楽教室公式サイト:
https://school.jp.yamaha.com/music_lesson/room/
ヤマハのグループレッスンの概要
ヤマハ音楽教室のグループレッスンの概要は以下。
(地域によって内容は微妙に変わります)
レッスン料金 | 60分4,730円〜 |
レッスン回数 | 月2回〜 |
教材費 | 2,420円〜 |
人数 | 4人〜6人 |
レッスン内容 | 基礎〜練習曲など |
グループレッスンの流れを解説
音楽教室のグループレッスンは一体どんな内容で行われるの?
グループレッスンは通常講師ひとり、生徒4人〜6人で行われるレッスンの事です。
講師ひとりが課題を生徒たちに与えて、一人ずつ順番に見て周りながらアドバイスを行います。
レッスンの流れは、
以下の動画はヤマハ音楽教室でのグループレッスンの様子です。
こちらを見て頂ければ雰囲気は掴めるはず。
グループレッスンのメリットデメリットについてはこちらで詳しく解説。
個人レッスンの流れを解説
個人レッスンとは、講師ひとり対生徒ひとりで行われるレッスンの事です。
流れは上記で解説しているグループレッスンの流れとほぼ一緒。
以下の動画を見てみてください。
個人レッスンの雰囲気がわかると思います。
グループレッスンと個人レッスンの料金比較
グループレッスンと個人レッスンの料金はどのくらい差があるのか、日本最大手のヤマハ音楽教室を例に比較してみましょう。(地域によって差が出ます。)
教室名 | 料金 | 1分あたり料金 |
グループレッスン | 60分4,730円 | 78円 |
個人教室 | 30分6,600円 | 220円 |
まとめ
グループレッスンと個人レッスンはどちらが良いのか、それぞれのメリットデメリットを含め解説しました。
結論は初心者なら個人レッスンを選ぶべき。
グループレッスンで得られる「ワイワイできる楽しさ」は音楽サークルでも味わえますし、楽器を続けていたら音楽仲間は自然と増えてきます。
楽器の本質は楽器を自分が納得できるくらいに演奏して楽しむこと。
そのためには、コスパ良く誰でも簡単に最速で上達できる個人レッスンを選びましょう。
私がまとめた『音楽教室オススメランキング16選』では、良質な個人レッスンが受講できる音楽教室が見つかります。
良ければ見てみてくださいね!
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