以上の悩みをバイオリン歴25年の私(ねるね)が解説。
バイオリン初心者が楽器を買うとき、どんなものを買ったらいいのか悩みますよね。
私も初心者のとき、とてもとても悩みました。
今回はバイオリン初心者にオススメのバイオリンを3つ紹介します。
3つとも弾き比べた中で私が感じた特徴を表でまとめています。
バイオリン選びで失敗したくない方は是非さいごまで一緒に見ていきましょう!
初心者向けバイオリンの選び方
バイオリンを選ぶ際には以下のことがポイント。
①プロにバイオリンを選んでもらう。
もしくは、
②職人の手作りではなく、メーカーの量産型の楽器を選ぶ。
なぜなら、初心者はバイオリンの特徴である以下の項目を見極めることが難しいからです。
①プロに選んでもらうと、上記のことは解決できます。
②職人の手作りではなく、メーカーの量産型楽器を選べば上記で挙げたすべての問題点が解決されている安心して選べるバイオリンを見つけることができます。
バイオリンの選び方について詳しくは、『損しない!バイオリンの選び方を歴25年の私が簡単に解説!』を見てみてください。
コスパに優れたバイオリンは、どれくらいの価格?
初心者がコスパ良く買えるバイオリンの値段帯は、10万円以下です。
なぜなら、楽器メーカーは10万円以下で質の良いバイオリンを開発しているから。(上記②)
ちなみに、私(ねるね)が初心者のときは倉庫の奥から出てきた壊れかけのバイオリンで練習していました。
3年間はそれで練習していましたが人並みに上達はできました。
つまり何が言いたいかというと、初心者のうちは、高すぎるバイオリンは必要ないということです。
バイオリンの値段帯について詳しくは、『バイオリン購入で失敗しない値段帯は?』を見てみてくださいね。
バイオリンおすすめランキング3選
以下は、上記のことを踏まえたオススメのバイオリンを選びました。
ランキング形式で比較しています。
楽器名 | 購入 | メーカー | オススメ度 | 価格 | 音色 | 響き | 弾きやすさ | 見た目 | 対象レベル | こだわり | メリット | デメリット | 楽器ケース | 弓 | 肩当て | 譜面台 | 松脂 | チューナー | ミュート | クロス | 教則本 | 練習用DVD | 購入 |
1位:カルロジョル ダーノバイオリン セットVS-1 (レッスンDVD 付き) | 株式会社 グッドアピール | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 95,600円 (税込) | 明るい | クリアに響く | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 初心者向け | 職人による1本 ずつ丁寧に調整され ている初心者でも 長く使えるように 安定感のある造り | 音楽教室レッスン 23万円分の内容の レッスンDVD付き 楽器は初心者向けに 特化して設計 | 価格が高い | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ||
2位:ブラビオール バイオリンセット V7SG | YAMAHA | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 77,444円 (税込) | まろやか | 艶やかに響く | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 初心者向け | 格付けチェック でもお馴染みの ガルネリを最新 テクノロジーで 解析して製作 | 楽器の設計がしっ かりしているので 演奏者が練習を 頑張るほど上達し やすい | 音のクセが造り こまれているので 自分色が出し にくい | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | × | × | × | × | × | ||
3位:鈴木 アウトフィット バイオリン No.230 | SUZUKI | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 59,400円 (税込) | 深い | 大きく響く | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 初心者向け | 弦の特徴を捉え やすく弦の選び方 によって音の特徴 が大きく変わる | 長く安定して 使える | 特徴にクセがない (個性がないとも 言える) | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | × | × | × | × | × |
1位:カルロジョルダーノバイオリンセットVS-1(レッスンDVD付き)
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
音色:明るい 響き:クリア 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐️ 見た目:⭐️⭐️⭐️
価格:95,600円(税込)
初心者も長く使えるように、職人が一つ一つ手作業でしっかりと調整し、丈夫で安定した作りのもの
楽器ケース:◯ 弓:◯ 肩当て:◯ 譜面台:◯ 松脂:◯ チューナー:◯ ミュート:× クロス:◯ 教則本:◯ 練習DVD:◯
カルロジョルダーノを私が弾いてみて、最初に感じたことはとても弾きやすいということ。
この楽器は音がクリアに響くことが特徴ですが、音の立ち上がりの良さが好印象。
これなら初心者でも無理なく弾きやすいなと感じました。
バイオリンを練習するには色んな備品が必要なんですが、カルロジョルダーノには必要なものがセットになっています。
備品をいちいち揃える手間がかからないのは良いですよね。
さらに、レッスン付きDVDが付いています。
レッスン動画は無料でYouTubeでたくさん見れるんじゃないか、と最初は疑問に思いましたが、実際にレッスンDVDを見てみると、クオリティは高かったです。
もちろん実際の生のレッスンと比べると、効果は薄れると思いますが、バイオリン本体、バイオリンに必要な備品全て、そしてこのレッスンDVDと合わせて95,600円はとてもコスパが良い買い物と言えるでしょう。
バイオリン初心者で備品を揃えたりレッスンに行くのがめんどくさい方にはとてもとてもオススメ。
2位:ブラビオールバイオリンセットV7SG
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
音色:まろやか 響き:艶やか 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 見た目:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
価格:77,444円(税込)
「芸能人格付けチェック」でよく知られているガルネリを、最先端技術を用いて分析し、製造しています。
楽器ケース:◯ 弓:◯ 肩当て:×譜面台:×松脂:◯ チューナー:×ミュート:×クロス:× 教則本:×練習DVD:×
私(ねるね)が弾いてみた感想は、「もうバイオリンはこれでいいやん」ということでした。
何が言いたいかっていうと、バイオリンはこだわる人はイタリアクレモナ産の100万前後のバイオリンを買ったりするんですが、弾きごたえはこのブラビオールでも十分だということ。
もちろん、細かくこだわればクレモナ産のバイオリンの方が優れている所はあるかもしれませんが、少なくともバイオリン初心者であれば、ブラビオールを選んでおけば失敗は100%ないでしょう。
言い換えるならば、高級寿司もいいですが、スシローは安くて味も十分美味しいですよね。
そんな感じです。
コスパ良く、バイオリン選びに失敗したくない方はブラビオールをオススメします。
3位:鈴木アウトフィットバイオリンNo.230
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️☆☆
音色:深い 響き:大きい 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️☆☆ 見た目:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
価格:59,400円(税込)
弦の性質に影響を受けやすい、どの弦を選ぶかによって音色が大きく異なるようになっています。
楽器ケース:◯ 弓:◯ 肩当て:×譜面台:×松脂:◯ チューナー:×ミュート:×クロス:× 教則本:×練習DVD:×
鈴木バイオリンの特徴は上記のYAMAHAとの比較で説明した方がわかりやすいかもしれません。
ひとことで言うと、YAMAHAよりもクセが少なく弾きやすいということ。
特に、こだわりがなければ鈴木バイオリンを選んでもいいでしょう。
ちなみに鈴木バイオリンを製造している鈴木バイオリン製造株式会社は130年の歴史がある会社だということ。
これってとてもすごいことで、この130年の歴史の積み上げが今のバイオリン製作に宿っていると考えると、初心者には安心してこのバイオリンを勧められます。
ちょっと昔に、この会社がXでクラウドファンディングを募集していたことがあって、たくさんの寄付が集まっていたことをみると、この会社のファンがたくさんいることの裏付けになるなと感じたことを今思いだしました。
明治時代から130年以上続くバイオリン作りの文化を日本に残すために、クラウドファンディングを立ち上げました。厳しい環境下ですが、新しいことにもどんどん挑戦していきます。どうか皆様のご支援をよろしくお願いします!#鈴木バイオリン https://t.co/tUezNKBoPI
— 小野田祐真🎻YumaOnoda (@yuxxma) December 24, 2020
初心者で、バイオリン演奏を長く安定して続けたいという方には鈴木バイオリンがオススメ。
バイオリンで必要な備品
バイオリンでは本体以外にも、いくつかの備品を揃える必要があります。
以下では、バイオリンで必要となる備品をまとめました。
各備品の詳細は『バイオリンを始めるのに必要な物』を見てみてくださいね。
バイオリン購入の失敗談
バイオリンを選ぶとき、価格や見た目、ブランドだけで決めると失敗することがあります。
私は以前、バイオリン購入で失敗した経験があります。
私の失敗談を知ることで、あなたのバイオリン購入のヒントになれればと嬉しい。
クレモナ産バイオリンに魅せられた私
私(ねるね)はバイオリン人生の中でたくさんのバイオリンを購入して弾いてきました。
最初に手に入れたバイオリンの値段は30万円で、日本の職人が手がけたもの。
このバイオリンは値段の割に品質が高かったです。
とても気に入って大切に弾いていました。
しかし、バイオリン歴が20年を過ぎたくらいに、突然クレモナ産のバイオリンに魅力を感じ欲しくて欲しくてたまらない状態に。
私は楽器屋さんでお目当てのクレモナ産バイオリンを見つけることができ、110万円で購入しました。(クレモナとはイタリアの有名な弦楽器製作地)
新しいバイオリンにはとても満足でした。
しかしそのバイオリン購入から5年後にふと、前の古いバイオリンを弾いてみたくなりました。
実際に弾いてみると、前の楽器の音の良さにびっくりすると同時に衝撃を受けました。
バイオリンの価値は値段やブランドだけでは決まらない
「あれ、前のこの楽器こんなに良い音がしたっけ」と思いました。
いやいや、ここは自宅だぞ、自宅の音響で無駄に響きまくってるだけだよ。
そう疑問に思って、無駄に響かないであろうレンタル練習室で再び弾いてみました。
やはりそこでも良い音が鳴るんです。
これは何かの間違いだ。
そう思い、新旧のバイオリンを弾いて比較してみましたが、なんと音の響きはどちらも同じくらいという事実。
この経験から、バイオリンの価値は価格や産地だけで決まるわけではないことがわかりました。
30万円と110万円のバイオリンの違いは、性能よりもそれぞれの個性だと言えます。
バイオリン選びでは、クレモナ産だからといってすぐに高価なものを選ぶのではなく、バイオリンそれぞれの本質的な価値を見極めることが重要。
でも、バイオリン初心者にはそんなこと無理ですよね。
そのときバイオリン歴20年を越えた私ですら、バイオリンの価値を見極めることは不可能だったのだから。
バイオリンを選ぶ際には、プロに相談するか、またはメーカーから大量生産されたものを選ぶことをおすすめします。
これにより、バイオリン選択の失敗を避けることができます。
まとめ
おすすめのバイオリンについて解説しました。
まとめると、
以上です。
バイオリン本体と備品を購入できたら、次はレッスンを受講できる音楽教室を選びましょう。
初心者に最適なバイオリンを手に入れることができても、最適な練習を積み上げないとバイオリンを上達させることは絶対に不可能です。
教習所に行かずに車の運転を始めると、無事故無違反で生涯を終えることは不可能ですよね。
それとおんなじことです。
『音楽教室オススメランキング』では私がオススメする音楽教室の特徴を詳しく比較して解説しています。
バイオリン練習で失敗したくない方は是非見てみてくださいね。
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