こんな悩みに楽器歴24年の私(ねるね)が答えます!
音楽の才能が遺伝で決まるのか、または練習によって得られるのか、そんな疑問を抱いたことはありませんか?
私(ねるね)自身も音楽の才能というものが一体何なのか、そしてそれがどのように形成されるのかについて、音楽初心者の頃からずっと気になっていました。
そこで、音楽の才能について深く探るために、以下の3つの手段を用いて調査を行いました。
この記事を読むことで、音楽を始めたばかりの人でも、音楽の才能って何なのか、どうやってできるのか、もっとよくわかるようになるはずです。
さぁ、この謎を一緒に解明しましょう。
楽器を上達させるための新たな視点が見つかるかもしれませんよ!
音楽の才能は遺伝が9割影響するのか?
音楽の才能は遺伝が9割影響するとは、必ずしも言えません。
結論をいうと、音楽の才能は質の良い練習によって開花されます。
理由は以下のことから導きました。
つまり、科学的な結論と、一般的な肌感と、私個人の実体験の3つの要素から理由を見ていくということ。
下記でそれぞれ詳しく見てみましょう。
練習しなければ音楽の才能は開花しない
論文引用「著:David Z. Hambrick & Elliot M. Tucker-Drob The genetics of music accomplishment: Evidence for gene–environment correlation and interaction」
という論文によると、才能があったとしても、そもそも練習しないと才能は開花しないよ、ということを結論づけています。
この論文内での研究では、
まず、音楽能力を上達させるためには以下の3つの要素がどのように関係しあって、どの項目が重要なのかを研究しました。
練習しないと才能が無駄になるなら、そもそも才能って重要なの?
音楽上達を優先させるなら、そもそも論として才能はあるにこしたことはないです。才能を生かす要素は練習の質なのか、生活環境なのか、それともどちらも関係ないのか?を突き詰めたのがこの論文内での研究です。
才能を伸ばすためには環境も大事な気がするけど?
たしかに生活環境も音楽上達には大事な要素ですが、才能を伸ばすためには環境要素よりも如何に質の良い練習をするかが重要になるとこの論文は言っています。
なんだか混乱してきますね。
理解を深めるために例を出してみましょう。
“音楽の才能”、”環境”、そして”練習の質”という上記で説明した3つの要素を基に、以下の8つの人々のタイプを考えます。
それぞれが異なった特性を持っています。
Aさん:音楽の才能×、環境×、練習の質◯
Bさん:音楽の才能×、環境◯、練習の質◯
Cさん:音楽の才能◯、環境◯、練習の質◯
Dさん:音楽の才能◯、環境×、練習の質◯
Eさん:音楽の才能×、環境×、練習の質×
Fさん:音楽の才能×、環境◯、練習の質×
Gさん:音楽の才能◯、環境×、練習の質×
ではAからGまでの人を「音楽の上達度が高い順番」に置き換えるとどうなるか。
論文の研究結果を元に導かれる答えは以下です。
1位はなんとなくわかりますよね。
才能もあって環境も良くて、練習の質も良い。
3拍子揃っていれば音楽を上達させるには一番有利でしょう。
しかし、面白いのは3位と4位の場合です。
3位:音楽の才能×、環境◯、練習の質◯
4位:音楽の才能◯、環境◯、練習の質×
音楽の才能があって練習の質が悪い人より、音楽の才能がなくて練習の質が良い人の方が音楽の上達度は高いということです。
つまり、音楽を上達させるためには才能があるなしに関わらず、今日から質の良い練習を始めることが最初の一歩となるのです。
音楽の才能は遺伝で決まるのか世間に聞いてみた
Twitterで「音楽の才能は遺伝で決まるのか」アンケートをとりました!
世間一般では音楽の才能は練習次第でどうにでもなると感じている人が多いみたいです。
以下ではフォロワーさんから音楽の才能について意見をもらいました。
どこぞで音楽の才能は遺伝90%というのを見ました…😭
— しずみー🎻🔰 (@SHIZMI1) May 11, 2023
周り見ててもあながち間違ってないんじゃないかと思うのです。
現実的な肌感としては、音楽の上達において才能は絶対関係している!という意見もありますね。
音楽歴24年、才能なしの私の体験談
私(ねるね)は音楽の才能は遺伝で決まると思っていました。
理由は、私は24年間音楽を練習してきましたが音楽の練習を全くしない嫁の方が演奏が素敵だから笑
私は大人からバイオリンを始めて24年間ほぼ毎日1時間以上練習を続けてきました。
嫁は小さいとき少しピアノをやっていて、それから何十年とピアノを全然弾かず、でも時々気まぐれでピアノを弾という感じです。
驚くべきことに、嫁はメロディ和音は完璧で即興で作曲をして演奏するんです。
テクニックはないかもしれないですが、感動する演奏をします。
上記の論文では、才能があって練習しない人よりも才能がないけど練習をしない人の方が音楽は上達すると研究結果がでているんですが、実質嫁の方が音楽能力高いんですよね。
では私の24年間の練習は良質ではなかったのでしょうか笑
私と嫁の生涯練習時間を試算すると、
・私の生涯練習時間=8,760時間
・嫁の生涯練習時間=300時間
たぶんこれぐらいの差ですよ。
私はたくさんの音楽家のレッスンを受けてきましたし、オーケストラの団体にも4〜5つ以上所属してきましたし、色んな演奏機会に触れてきました。
嫁は3歳のときに少しの期間ピアノのお稽古にいっていただけです。
なので私の意見としては、
練習を全くやらない音楽の才能がある人>地道に練習を積み重ねてきた音楽の凡人
だと思います。
才能ない人にとって音楽をやることは無駄?
才能ない人にとって音楽をやることは無駄なのか、、、?
いえいえ、そんなことないです!
音楽をやる上で目的が重要になります。
例えば音楽のプロになりたいなら、才能は絶対にあった方がいいと思います。
でも音楽を楽しみたい、趣味にしたい、と言う目的であれば才能はまったく必要なしです。
それは私(ねるね)は才能なしでも24年間音楽を続けてこれたから。
音楽をすこしでも興味のある方は趣味にしてみることをオススメします。
『楽器の始め方を初心者のために3つの手順で解説』では楽器初心者でも簡単に音楽を趣味にする方法、手順をまとめています。
良ければ見てみてください。
音楽の才能がある人の特徴
音楽の才能がある人の特徴は以下です。
この中で特に重要な才能は「音を記憶する力」です。
音楽の才能がある人の特徴については、『音楽の才能がある人の特徴とは意外な◯◯だった、、?楽器初心者向けに簡単に解説』で詳しく解説しているので見てみてくださいね。
まとめ
この記事をまとめます。
音楽は才能が9割とは必ずしも言えません。
その理由は研究論文や実際に私が行なったアンケート、私の体験談から導きました。
音楽の才能を開花させるには遺伝だけでなく、練習や環境など他の要素も大切。
つまり、自分が持っている音楽の才能と、それを伸ばすための努力、両方が大切で、遺伝と練習、この2つが音楽の才能を高めるカギと言えます。
自分に音楽の才能ってあるのかな、、、、?と気になる方は、『音楽の才能がある人の特徴とは意外な◯◯だった、、?』を見てみてくださいね。
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