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【ハズレなし】クレモナ製のバイオリンを買っとけば問題ない?

バイオリン

バイオリン買いたいんだけど。クレモナのバイオリンは評判良いよね。なぜ皆んなクレモナ製を欲しがるんだろう?その理由を詳しく知りたいな。

こんな悩みに答えます。


本記事の内容

✔︎クレモナ地方の魅力
✔︎クレモナ製と他国製の違い比較
✔︎クレモナの楽器はなぜ高いのか

筆者プロフィール

名前:ねるね
バイオリン歴:大人から始めて21年以上。オーケストラのプレイヤーとして18年活動。

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クレモナ製の楽器はなぜ良いと言われるのか記事にしました。

バイオリンを買うとき皆こぞってクレモナ製を買おうとします。

わたし自身もクレモナ製のものを使用していますが非常に満足しています。

ただ、クレモナは楽器の価値以上に値段が高くなりやすいのも特徴です。

クレモナ製のバイオリンを買おうか迷っている人はぜひこの記事を参考にしてもらえればと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

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クレモナ地方の魅力

イタリアのクレモナはバイオリンの街として確固たる地位を得ています。

有名な製作者として、

・アマティ
・ガルネリ
・ストラディバリ

らを生み出した街として有名です。

中でもバイオリンの製作者として一番有名なのがアントニオ・ストラディヴァリです。

彼の作るバイオリンの特徴は美しい形と音色を兼ね備えており、なぜこんなにも良い音が鳴るのか、今現在でも謎に包まれています。

そんなストラディバリに憧れ、世界中からバイオリン制作に打ち込むために人が集まり数多くの製作者がこのクレモナの地に誕生しました。

そのためバイオリン工房や販売店がたくさんあります。

このようにクレモナの地はバイオリン制作のメッカとなり、その伝統を受け継いで優秀なバイオリンが生み出され続けていることが、今もなおバイオリンの街としての地位を保ち続けています。

弦楽器制作学校

クレモナには弦楽器制作学校があります。

この弦楽器制作学校の存在がクレモナの職人のレベルを上げています。

ここには年齢問わず、職人を目指す生徒が世界中から集まります。

学校の研究室の中では、日々最高の楽器を生み出すべく生徒は切磋琢磨しています。

ひと昔前では学校への入学も可能でしたが、最近は人気が高騰し入学も狭き門となってしまいました。

それだけクレモナには優秀な志しの高い生徒が集まっているという証拠になるでしょう。

製作者の数が多い

街全体の製作者の数がとんてもなく多いです。

そのため、必然的に街の雰囲気が楽器製作の雰囲気であふれているのが特徴です。

職人がたくさんいることで横の繋がりが活発になりバイオリン製作の情報も活発になります。

そのことで学校を卒業したあともこの地に残る理由になり優秀な製作者がたくさん増えていく、ということになります。

現代バイオリン製作の巨匠モラッシー

ジョバッタ・モラッシーさんというクレモナの製作者がいます。

この方は現代のクレモナバイオリンの巨匠で、世界中のアーティストから絶大な支持を受けている製作者です。

特徴としては

・芸術的な造り
・豪快パワフルな音

が上げられる現代の最強のバイオリンです。

クレモナのバイオリンが高い理由

クレモナ制作のバイオリンは価格が高いことで知られています。

理由としては

・輸入による中間マージンの発生
・有名な製作者の割合が多いため
・クレモナブランド

以上が主な理由にあげられます。

有名な作者の新作は300万円くらいするものもあります。

なので100万円ぐらいまでのバイオリンを買うなら日本製のバイオリンを買った方が割安なのではないか、とわたしは思います。

ただ、割安なだけであって、満足感はそれぞれで、価値は値段では測れない部分もあるので最終的には本人がどこまで満足できるかが大事です。

いずれにしてもクレモナ制作のバイオリンは価格は高いです。

クレモナ以外のバイオリンもおすすめ

クレモナ以外の楽器はクレモナと同等レベルの楽器でクレモナよりも安く手に入ることがあります。

日本のバイオリン

日本のバイオリン製作のレベルは高いです。

特徴は細かく丁寧に作られていることが特徴で、クレモナやヨーロッパで修行した製作者がたくさんいることも特徴です。

さらにクラシックの弦楽器奏者のレベルやオーケストラのレベルは世界水準であり、そういった環境も弦楽器製作のレベルを保つ一因となっています。

そして何よりも国内製造ということで海外輸入のハードルがないので比較的に安価に手に入りやすい特徴があります。

よって、価格の割りにお値打ち価格なのが日本のバイオリンの特徴です。

ドイツのバイオリン

ヨーロッパのバイオリン製作と言えばイタリアクレモナというイメージが強いですがドイツも非常にレベルが高いです。

クレモナに負けず劣らずなレベルの高いバイオリン工房が多いです。

特徴としてはアマチュア奏者でも手の届く価格帯(30万円〜80万円)で良い楽器が多いことがあげられます。

わたしは2番目に購入したバイオリンはドイツ製でしたが、これもとても気に入っています。

30万円ぐらいで購入したと思いますが、おそらく値段以上の価値があったと思います。

「クレモナなら70万〜100万円くらいの価値があるんじゃない?」と言うプロの先生もいたくらいです。

ドイツ製の楽器はおすすめです。

中国バイオリン

前提として中国の全ての技術力は今とんでもないことになっているんです。

スマホやネット通販などのIT企業はアメリカのグーグルやアップルとタイマンはる力がありますし、生活環境は日本よりもハイテクです。

そんな中国が作るバイオリンも実はすごく質の高い楽器を排出しているんです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

中国製新作バイオリンについて

中国は絶対数の多い国なので安価なパチモンみたいな楽器が出回っているのも事実です。

でもトップランクの楽器は驚くほどクオリティの高い楽器を安価で手に入れられるというのも嬉しい特徴のひとつです。

まとめ:結局バイオリンは自分の満足度で決める

今回はクレモナの魅力、クレモナ製バイオリンの特徴を記事にしました。

まとめると以下です。

✔︎クレモナ地方の魅力
・伝説の製作者ストラディバリを輩出した
・クレモナの弦楽器製作学校があり有名な職人を輩出している
・街全体が職人だらけで雰囲気がバイオリンの街
・現代バイオリンの巨匠モラッシーがいる

✔︎クレモナ以外のバイオリンもおすすめ
・日本のバイオリンもレベルが高い
・ドイツのバイオリンはイタリアと同じくらいの伝統を持っていてリーズナブル
・中国のバイオリンはイメージよりかなり洗練されていてお買い得バイオリンが多い

また、わたしはバイオリンを選ぶときは必ずプロの先生と一緒に選んできました。

初心者の方は特にバイオリン選びはプロの方と一緒に選ぶことをおすすめします。

そのためには音楽教室などで先生との接点を持っておくことが大事です。

詳しくはこちらをご覧ください。

【2022年最新!】音楽教室おすすめ18社を徹底比較|人気な理由を解説

このブログでは、バイオリンを中心に音楽が役立つ知識を発信していこうと思っています。

もしイイなと思ったら他の記事も御覧ください。

それではまたー

(完)

プロフィール

音楽歴26年これまでに30人以上のプロの音楽家に指導頂いてきました。活動は主にオーケストラのバイオリン演奏員。メインジャンル;クラシック。その他;アイリッシュ、ジプシージャズなど。国内コンクール多数参加。演奏技術レベル;野球でいうところの社会人野球レベルです。※記事の趣旨;26年で培った音楽の知恵、経験を元に学生オケ初心者、レイトスターター向けに練習方法、音楽マインドの解説に特化した記事です。

コメント

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