・消音器で防音対策できる?
・その他、練習時の防音対策が知りたい
・自宅でのバイオリン練習の近所迷惑になる基準が知りたい
以上の悩みに答えます。
(このサイトの運営者プロフィール:ねるね)
バイオリンを自宅で練習したいけど「近所迷惑になるんじゃないか」って気がかりでしょうがないですよね。
実はバイオリン練習を近所迷惑にならず、自宅で快適に練習する方法はあります。
私(ねるね)は消音器で防音対策しています→詳細を確認する
防音対策はお金をかけず、バイオリンに負担がかからない方法が大事。
そこでこの記事ではズバリ以下のことを解説。
実際に私はこの方法で22年間バイオリンを自宅で練習してきました。
・バイオリン初心者
・バイオリンを自宅で練習したい人
・バイオリンの音で近所に迷惑をかけたくない人
この記事を読み終わった後には、バイオリンを近所迷惑を気にせず自宅で快適に練習できるようになります。
バイオリンの防音対策を知りたい方は今すぐこの記事を読んでみてくださいね!
一緒に見ていきましょう!
バイオリンはアパート、マンション(鉄筋コンクリートなど)だと近所迷惑?
バイオリンの音量はアパートやマンションだと近所迷惑になる確率が高いです。
理由は、バイオリンの音量がでかいから。
以下で騒音の基準を数値化してバイオリンの音量と他の生活音と比較しています。
騒音の基準は?
どのくらいの音が近所迷惑になるんだろう?
テレビやステレオの音を超えれば騒音になりやすいです。
音の大きさを数値化しました。
環境省が定めている騒音の環境基準は、一般的に昼間はレベル55、夜間はレベル45を超えると騒音とみなされます。(ソースは以下)
ちなみにテレビの音レベルは57〜72とされています。
生活騒音|東京都環境局から引用。
隣の部屋からテレビの音が聞こえてくる事は賃貸のアパートやマンションでは誰しも経験した事があるでしょう。
つまり、騒音になりうる限界値とテレビの音量は大体同じなのでテレビ程度の音量であれば近所迷惑になりにくいと言えます。
バイオリンの音量
バイオリンの音量はレベル73〜90くらいです。
実際に私が弾いて確かめてみました。
この音量測定アプリを使いました。
騒音測定器 – Simple Sound Meter
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※音量注意!!
テレビの音量レベル52〜72を大幅に超えていますね。
他の音との比較
ちなみに他の音の比較です。
項目 | 音量レベル |
バイオリン | 80〜90 |
テレビ | 52〜72 |
目覚まし時計 | 64〜75 |
子供のかけ足 | 50〜66 |
人の話声 | 50〜61 |
生活騒音|東京都環境局を引用。
【防音対策】自宅で練習する方法
バイオリンの防音対策は5つあります。
より効果がある方法を厳選しました。
上記は全て私が体験した方法です。
特にミュート(消音器)を使った練習は今でも継続中です。
ミュート(消音器)を使う
自宅での防音対策で一番手軽な方法はミュートを使うことです。
ミュートはバイオリンの駒の部分に取り付ける音を小さくする装置のこと。
ミュートは安価で手に入りやすく音を確実に小さくしてくれるのでオススメ。
実際にミュート装着時で音を測ってみました。
※音量注意!!
音量が50前後なので、テレビで小さい音量で観ているときと
音量が50前後なので、テレビで小さい音量で観ているときと同じ音量ぐらいになっています。
ミュートは安くて確実な防音対策になる。
ミュート練習の弊害
ミュート練習には弊害もあります。
弊害はバイオリンの本来の音が鳴らせなくなること。
バイオリンの本来の音が鳴らせない→ミュートは音の鳴りを制限する
音色の上達スピードは半減してしまいます。
なので週に1回は生音で練習できる環境作りが大事です。
ただし私は15年くらいはミュート練習が9割を占めていましたが、上達できなかったと言えばそうではありません。
あくまでも生音での練習は理想ということです。
ミュート練習の弊害はバイオリン本来の音で練習できなくなること。
サイレントバイオリンを使う
サイレントバイオリンはYAMAHAが開発したエレキバイオリン のこと。
エレキギターのバイオリン版みたいなもの。
サイレントバイオリンは防音対策でオススメなんです。
理由はバイオリンの音量をとても小さくしてくれるから。
アコースティックバイオリンの音量の3分の1です。
実際に実験している動画があります。
こちらでは音量レベル25と出ています。
テレビの音量レベルは52〜70なので騒音にはならないレベルです。
サイレントバイオリンは騒音対策にはオススメ。
オススメのサイレントバイオリンはこちらでまとめています。
サイレント(エレキ)バイオリンおすすめ【2021年最新】初心者向けの値段比較
サイレントバイオリンは上達できるの?
サイレントバイオリンは上達しますが、アコースティックバイオリンの上達スピードは遅くなります。
(ここで言うアコースティックバイオリンとは普通の木製のバイオリンのこと)
これね。
アコースティックバイオリンの上達 | →遅くなる |
エレキバイオリンの上達 | →順調に上達 |
サイレントバイオリンだと上達が遅くなるの!?
サイレントバイオリンとアコースティックバイオリンは弾く感覚が違うからです。
具体的に、
アコースティックバイオリン | →楽器が振動して音が出る |
サイレントバイオリン | 楽器本体はあまり振動しない(振動する場所が少ない) |
こんな感じに違います。
アコースティックバイオリンとサイレントバイオリンの違いは、自転車と電動自転車ぐらいの感覚の違いです。
アコースティックバイオリンを上達させたければサイレントバイオリンの 使用は極力避ける
アコースティックバイオリンとサイレントバイオリンの上手な活用方法
そうは言っても防音対策ではサイレントバイオリンがオススメなんでしょ!?
そうです。アコースティックバイオリンとサイレントバイオリンを併用して練習しましょう。
併用すると、アコースティックバイオリンの弾き方は忘れないので効果的に上達できます。
例えば、平日はサイレントバイオリンで練習を行い、休日は自宅外で練習場所を確保するやり方です。
カラオケボックスや練習室、車の中などを活用しましょう。
アコースティックバイオリンとサイレントバイオリンを併用して練習を行う。
オススメのサイレントバイオリンはこちらでまとめています。
サイレント(エレキ)バイオリンおすすめ【2021年最新】初心者向けの値段比較
防音室を使う
防音室で練習するのは防音対策に効果的です。
防音室は音を遮断する効果があるから。
こちらの動画で防音室の効果を解説しています。
防音室での練習はとても効果的
防音室での練習は上達スピードを阻害しない
防音室での練習は、上記で解説したミュートやサイレントバイオリンでの練習よりも上達スピードを落とすことなく練習ができます。
理由は防音室では生音で練習することが出来るからです。
オススメの防音室はこちら
カーペットを使用
防音用にカーペットやマットを床に敷く事をオススメ。
カーペットやマットがバイオリンの音量を和らげてくれます。
なぜ、カーペットやマットが防音対策になるのかというと、バイオリンの音は床に振動が伝わって響くからです。
アパートやマンションに住んでいた時、上階の部屋の足音やシャワーの音が響くことありませんか?
あんな感じで音が床に伝わって鳴り響くんです。
オススメの床に敷くマットはこちらの動画で解説されています。
防音対策はカーペットやマットで解決できる。
遮音カーテン
厚めのカーテンも防音対策になります。
音の振動は壁に伝わって鳴り響くから。
詳しいカーテンの選び方はこちらの動画を参照してください。
一軒家で練習するとうるさい?
あなたが一軒家に住んでいるなら楽器練習は近所迷惑になりづらいです。
一軒家だとお隣の家と壁が隣接していないので壁や床を伝って音が振動することが少ないから。
一軒家でバイオリン練習の注意点
注意点があって、多くの特注の住宅でない限り防音対策を万全にして家を建てることはないんです。
マンションなどは鉄筋コンクリートが多いですが一軒家は木造が多いからですね。
お隣の家が窓を空けている時や、住んでいる地域が住宅街だとバイオリンの音が周りに響きやすいので注意が必要。
一軒家でも防音対策は考えた方がいい
自宅以外の練習場所は?
オススメの練習場所は以下。
この4つは安価で生音バリバリで練習できます。
私は特にカラオケ店で練習を行なっていました。
気兼ねなく爆音で練習できるのでオススメ。
楽器別うるさいランキング
ここではバイオリンが他の楽器と比べてどれくらいうるさいのか、楽器別うるさいランキングをつけてみました。
順位 | 楽器名 | 音量レベル |
第1位 | サックス | 110 |
第2位 | トランペット | 108 |
第3位 | グランドピアノ | 107 |
第4位 | フルート | 92 |
第5位 | バイオリン | 90 |
第5位 | ギター | 90 |
サックスが以外にもうるさいんですね。
バイオリンは以外にも楽器の中ではうるさくないという結果が出ました。
自宅で練習したいという方には、バイオリンはとてもオススメの楽器ですね。
一人暮らしだと自宅で練習しやすい
ご家族と住まれてる方は要注意ですよ。
音楽に理解がない家族だと楽器の音がとてもストレスになります。
楽器の練習音が騒音以外の何物でもない状態。
ご近所だとまがりにもそこそこ厚い壁で隔てていますが、室内の壁は外側の壁よりも薄いですからね。
楽器を趣味で始めるならご家族の理解を得ることも心がけましょう。
まとめ
以上バイオリンの防音対策について解説しました。
まとめると、
以上です。
私はバイオリン歴25年になりますが、最初の1年以外は独学の時間が長い状態でした。(たまにスポットでレッスンを受けるぐらい)
ある日バイオリンの大会で緊張のあまり失敗してしまったんです。
バイオリン歴が長いものだから調子に乗っていた私。
本来ビビりで小心者なんですがね。
バイオリンを挫折しそうになりましたが、そんな時私を助けてくれたのがバイオリンレッスンでした。
プロのレッスンは自分の世界を変えてくれて「今まで独学でやってきた事がアホみたいや」と打ちのめされて挫折を乗り越えるたんです。
それからバイオリンの上達スピードか格段に上がり、私はバイオリンのレッスンを受けてとても良かったと思いました。
バイオリンを自宅で練習するならオンラインレッスンがオススメです。
レッスンに興味がある方は『音楽教室おすすめランキング13社徹底比較』を見てみてくださいね。
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