以上の悩みをバイオリン歴25年の私(ねるね)が解説。
バイオリンを演奏する上で、弓の選択は非常に重要。
ご自身にピッタリの弓で練習すれば、上達が早くなり演奏の技術も格段に上がります。
でも私がバイオリン初心者のとき、どんな弓を買ったら良いにか全くわからず、とても悩んでいました。
そして適当に高額な弓を買って失敗して後悔した経験もあります、、、。
そこで、
この記事では初心者が失敗しないように、
を紹介します。
材質や価格帯、弓の特性を理解することで、あなたにとって最適なバイオリン弓を見つける手助けをしたいと思います。
一緒に、演奏に最適なバイオリン弓を探しましょう。
初心者にピッタリなバイオリン弓の選び方
バイオリン初心者が弓を選ぶ際は以下のポイントに気を付けましょう。
・高価な弓はプロと一緒に楽器屋で選んでもらう
・コスパな弓はメーカー品を選ぶ
なぜなら初心者は以下の項目を判別するのが難しいからです。
これらの特性は初心者の上達スピードや演奏に大きく影響します。
バイオリン弓は良い音が出るものを選ぶべし
X(旧Twitter)で、下記の内容の質問をしました。
バイオリン経験者に聞きたいんですが、バイオリン弓を選ぶ基準はなんですか??
— ねるねブログ (@neruneblog) April 9, 2024
バイオリン経験者の人は弓を選ぶとき、「良い音が出る弓」を基準に選ぶ人が多いみたいです。
私も弓を購入するときは、「良い音が出る」は必須条件ですね。
バイオリン弓を初心者が選ぶの至難の業
弓は使用する材質の種類(例えば、伝統的なペルナンブーコや現代的なカーボンファイバーなど)がたくさんあるので、それぞれ音色が変わったりするため、弓を選ぶ基準が複雑すぎます。
初心者にとって最適な弓を選ぶのはとても難しい。
私の体感では、弓を購入することは車を購入するよりもなんと5倍は難しいです。
以上により初心者がバイオリンを選ぶ際は、
を徹底しましょう。
バイオリンの選び方について詳しくは『バイオリン弓の選び方!歴25年の私が見分け方の秘訣を伝授!』を見てみてください。
(バイオリンのプロとどこで知り合えばいいの?という方は音楽教室でのレッスンを受講することをおすすめします。ここでプロの先生と出会えます。→オススメ音楽教室)
初心者のバイオリン弓の価格相場
バイオリン弓の価格は非常に幅広く、数千円から数十万円まで様々。
初心者の方は、まずは2万円から10万円程度の弓から始めることをおすすめ。
余りにも安すぎる弓の購入は絶対に避けてください!
理由:①上達が遅くなる ②取り返しの付かない悪いクセがつく ③良い演奏ができない
また10万円以上の弓を購入する場合は上記でも話した通りプロ一緒に必ず買いにいきましょう。
なぜなら、購入のリスクが上がるからです。
自分1人で買いにいきたい、、、・
そういう方は、老舗メーカーの弓ではネットで2万円〜10万円の価格帯でも品質の良い弓を見つけることが可能。
進歩してきたら、自分の演奏スタイルに合った高価な弓へとステップアップするのも一つの方法です。
おすすめバイオリン弓ベスト3
以上、バイオリンの選び方、バイオリンの価格相場の情報を踏まえて以下では初心者におすすめのバイオリントップ3を紹介します。
特徴、メリット、デメリットを解説しているので参考にしてくださいね。
楽器名 | 購入 | メーカー | オススメ度 | 価格 | 音色 | 発音 | 重さ | バランス | 弾きやすさ | 見た目 | 対象レベル | こだわり | メリット | デメリット | 材質 | 購入 |
1位: ヤマハ YAMAHA バイオリン用 カーボン弓 CBB101 | 株式会社 YAMAHA | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 35,000円 (税込) | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 軽い | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 初心者向け | 最新技術で 設計している ので性能に 無駄がない | とても丈夫で 長持ちする | 軽さが特徴な反面、 低音の深い音が 出しづらい | カーボン(炭素) | ||
2位: SUZUKI VIOLIN No.1029 4/4 弓 | SUZUKI | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 24,860円 (税込) | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 普通 | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 初心者向け | 老舗で 積み上げた 職人の技を 駆使して製造 | クセが少なく、 自分なりの演奏が できる | 特徴が平凡なので 弾きごたえが 乏しい | フェルナンブコ (木の品種) | ||
3位: A1001 アルシェ バイオリン弓 | アルシェ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 49,500円 (税込) | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | 軽い | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ | ⭐️⭐️⭐️☆☆ | 初心者向け | フレンチ製法に こだわり基本に 忠実な造り | 弓が軽く、 スピードの早い 演奏がやりやすい です。 | 国内製造に こだわるあまり 価格高め | フェルナンブコ (木の品種) |
1位:ヤマハ YAMAHA バイオリン用カーボン弓 CBB101
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
音色:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 発音:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 重さ:軽い バランス:⭐️⭐️⭐️☆☆ 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 見た目:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
価格:35,000円(税込)
最新技術で作られたこの弓は、軽くて持ちやすく、使いやすいです。これにより、初心者でもバイオリンを弾くのが楽くになり、充実した練習が出来ます。
私は初心者のとき、カーボンという言葉を聞いたとき、「え?何それ?」と思いました。
実はカーボンとは炭素のことで、馴染みやすい例えでいうとバーベキューで使う木炭も炭素のこと。
この弓は実は私もサブでいつも持ち歩いています。
実際に弾いてみると、とても軽くて演奏しやすく初心者が気軽に始めるとにはとてもオススメです。
また、軽さの割りにとても丈夫で長持ちするため、消耗品とされがちな弓でも心配はいりません。
変化する環境にも強いので、初心者にとっては保管が簡単です。
黒色で見た目もかっこいいのが魅力。
バイオリン初心者の方には、特にこだわりがなければカーボン弓を選ばない理由はないですね。
2位:SUZUKI VIOLIN No.1029 4/4 弓
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
音色:⭐️⭐️⭐️☆☆ 発音:⭐️⭐️⭐️☆☆重さ:普通 バランス:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️☆☆ 見た目:⭐️⭐️⭐️☆☆
価格:24,860円(税込)
弓の性能としてのバランスが良いです。この弓は長い歴史で積み上げた職人たちの高い技術を使って、丁寧な造りに仕上げているからです。
材質:フェルナンブコ
SUZUKI VIOLIN No.1029は、私が初心者のとき弾いていた弓のひとつ。
一言でいうと、可もなく不可もなく。
でも初心者にとって、この「普通の特徴を持った弓」がとても良い結果をもたらすんです。
それはなぜかというと、初心者の時はまっさらな状態なので「クセ強強な弓」は上達を阻害する恐れがあるためです。
この弓はカーボン製の弓よりも少し重いですが、重さがあるおかげで安定した音が出ます。
特にこの弓は「フェルナンブコ」という木で作られています。
フェルナンブコの木はバイオリン弓によく使われる材料で、その理由は音の安定感と強さにある。
この木でできた弓は、初心者から上級者まで多くの演奏者に選ばれています。
さらに、この弓を作っているSUZUKI社は、YAMAHA社と並んで楽器製造で有名な老舗。
長い間、楽器や弓を作ってきた経験がありますから、この会社の弓は初めてバイオリンを始める人にも安心して使ってもらえる品質を持っています。
もしバイオリンを始めたばかりで、どの弓を選べばいいか迷っているなら、SUZUKI VIOLIN No.1029は非常に良い選択です。
3位:A1001 アルシェ バイオリン弓
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️☆☆
音色:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 発音:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 重さ:軽い バランス:⭐️⭐️⭐️⭐️☆ 弾きやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 見た目:⭐️⭐️⭐️☆☆
価格:49,500円(税込)
バイオリンの上級者以上はフレンチ(フランスでの製法で作られた弓)の弓を好んで使います。このアルシェの弓もフレンチ製法で丁寧に作られており、基本的な作り方をしっかりと守っています。
材質:フェルナンブコ
アルシェの弓は中級者以上のバイオリン奏者が購入を検討することが多いです。
実際に私もアルシェの弓を試しで弾いたことはたくさんあります。
今回紹介する「A1001 アルシェ バイオリン弓」を弾いてみた感想はフレンチ弓の特徴である「豊な音色」を体現しているということ。
もっと簡単にいうと、音が良く響くということ。
上記の2つの弓よりも価格が高いですが、初心者がバイオリンを始める時より良い弓を使いたい方にはオススメ。
ちなみに、アルシェの弓は海外のバイオリン巨匠からもお墨付きをもらうほどの優秀な弓メーカーです。
バイオリン弓の購入時の失敗談
バイオリンの弓は、高い価格の弓だけが良い弓というわけではありません。
初心者の方は特に、価格の高さに惑わされやすいですが、それは失敗の元です。
私も弓の購入の失敗経験がある一人。
バイオリン歴が12年、3年ぐらいになったある時、知り合いから約50万円で高価なバイオリン弓を譲ってもらいました。
「こんなに高級だからさぞかし良い弓だ」と信じて、その弓を使い始めましたが、重さやバランスが自分には合わず、とても弾きにくいものでした。
結果として、その弓は私にとってはイマイチで、大金を無駄にしてしまいました。
この経験から学んだコトは、自分に合った弓を見つけることの大事さです。
初心者のみなさんが弓を選ぶときには、特に注意が必要ですよ。
知識がない状態で、自分にぴったりの弓を見つけることはとても難しいですし、高価な弓をテキトーに選ぶことは大きなリスクがあります。
長年バイオリンを弾いていた私でさえ、弓選びで失敗することがあるのですから、初心者の方が失敗する可能性はさらに高いです。
バイオリン弓の購入の注意点(おさらい)
バイオリン弓の購入を考えるときには、以下の点に注意してください。
バイオリンの弓選びは、ただ単に高いものを選ぶのではなく、自分の演奏スタイルや身体に合ったものを慎重に選ぶことが大切です。
正しい選択をすることで、上達しやすくなりバイオリン演奏をより楽しむことができます。
弓以外のバイオリンで必要なもの
バイオリンの弓以外で必要なものをまとめました。
・バイオリン本体
・肩当て
・弦
・ミュート
・チューナー
・メトロノーム
・教則本(楽譜)
・譜面台
・バイオリンケース
・松ヤニ
・クロス(楽器拭くやつ)
各備品の詳細は『バイオリンを始めるのに必要な物』を見てみてくださいね。
まとめ
今回はおすすめのバイオリン弓を解説してきました。
まとめます。
以上です。
バイオリンの弓とその他の備品が整ったとしても、バイオリンは正しい練習を積み重ねないと上達できません。
特に独学で練習してしまうと、バイオリンは失敗する可能性が高い。(詳しくは『楽器初心者の独学は無理|解決策はやっぱりアレだった、、、?』)
バイオリン初心者でも失敗なく必ず上達するためには音楽教室でのレッスンが必須です。
私がまとめた『音楽教室おすすめランキング』を良ければ見てみてください。
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