【知らないとバイオリンが死ぬ!?】バイオリンを守るメンテナンス術

音楽
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バイオリンって繊細な楽器なんでしょ?でもどうやって管理するのかわからないし、掃除の方法もわからない、バイオリンを長く良い状態で使いたいので詳しいメンテナンス方法を知りたいな。


本記事の内容

✔︎バイオリンの駒の正しい位置
✔︎バイオリンの掃除方法
✔︎弦のおすすめ巻き方
✅メンテナンス次第で楽器の上達スピードも変わる

筆者プロフィール

名前:ねるね
バイオリン歴:大人から始めて21年以上。オーケストラのプレイヤーとして18年活動。

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バイオリンを長く良い状態で使用するためには正しい管理方法、メンテナンス方法を知る必要があります。

ただ、バイオリンは温度や湿度の変化にとても敏感で、さらに色んなパーツがあり初心者にとっては管理方法やメンテナンス方法がとても複雑でめんどくさく感じやすいです。

わたしも初心者のときは管理方法やメンテナンスがとてもめんどくさく感じていたのを覚えています。

ねるね
ねるね

いや今でもめんどくさく感じています。

しかし、20年間バイオリンをやってきてハッキリとわかったことは、バイオリンを上達するためにはバイオリンを常に良い状態に保っておくことは必須だということです。

そのために正しい管理方法の知識とメンテナンス方法を理解する必要があります。

あなたにとって大事なバイオリンを長く良い状態で保っておきたいと思っている方、そして良い状態のバイオリンを使って上達したいという方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。

✔︎この記事は10分ほどで読める内容になっています。

バイオリンの管理方法

温度管理と湿気から守る

バイオリンを管理保存する上でのもっとも大事なことは温度管理と湿気から守ことです。

バイオリンを保管する上での気温と温度の安全基準は以下になります。

気温40度以下
湿度40%以上

気温においてこの基準を大幅に超える環境があります。

それは真夏の炎天下の車の中です。

ねるね
ねるね

真夏の炎天下の車の中はサウナ状態ですよね。そのサウナの中にバイオリンを放置していたら、、、。

湿度に関してはとくに乾燥する冬場が危険です。

加湿器などで対応しましょう。

温度管理と湿度管理はバイオリンを守る上で大事。

高気温の場所で保存する弊害

気温が高いところにバイオリンを長時間置いて置くと以下の弊害がおきます。

・バイオリンが分解してしまう。
・ニスが剥がれてしまう。

まず、なぜバイオリンが分解してしまうのかというと、膠(にかわ)というバイオリンの接着剤が溶けてしまうからです。

なにそれ怖い、、。要はお家の車が分解されるようなもんだね。衝撃、、、。

これはバイオリンを制作する上でこの接着剤によって板を繋ぎ合わせているためです。

また、新作のバイオリンはニスが新しいため剥がれやすい傾向にあります。

それが高音の場所に置いておくことによってニスが溶けてより剥がれやすくなります。

買ったばかりのバイオリンはとくに高音の場所に保管して置くことは避けましょう。

長時間気温が高いところにバイオリンを置かない。

乾燥した場所で保存する弊害

乾燥している場所でバイオリンを置いたままにするとバイオリンがヒビ割れします。

理由としてはバイオリンの材料である木が収縮してしまうからです。

ねるね
ねるね

乾燥肌だと肌にひび割れを起こしますよね。バイオリンも人の肌と同じように繊細なんです。

バイオリンにヒビが入ってしまうと修理してもバイオリンの価値が下がってしまうので湿度が低すぎるところでの保管は避けましょう。

バイオリンケース

バイオリンを安全に保存するためにはケース選びも重要です。

バイオリンを外に持ち出すときは肌み離さず持っておくことが温度、湿度リスクから守れるため重要です。

ねるね
ねるね

あまりにもケースが重すぎるケースだと持ち運びに苦労します。

そのために軽くて収納性の高いケースを選ぶことがオススメです。

こちらの記事にまとめていますので良ければ参照してください。

バイオリンケースは軽くて収納性の良いものを選ぶべき!【おすすめケース6選】

バイオリンの掃除方法

バイオリンの表面は毎日拭き掃除をすることが必須です。

理由は、

・演奏中に吹き散らした松脂は時間が経つと取れなくなってしまうから

です。

用意するものは、

・専用クロスorメガネ吹き
・お古の肌着

この2種類です。

専用のクロスでもいいんですが、メガネ拭きの方がコンパクトで安いですしおすすめです。

オススメのクロスはこちらです。

あと、お古の肌着は素材が柔らかい上にタダですからね。

・弦、弓を拭き取る用
・それ以外のバイオリン本体を拭き取る用

このように2つ用意しましょう。

一緒にすると片方は松脂でベタベタになってしまうので、その状態で他の箇所も拭いてしまうと楽器全体がベタベタになってしまうので。

わたしはこれらを使って20年間ずっと毎日掃除しています。

バイオリンの本体は毎日みがく

掃除するポイント

✔︎F字孔付近を入念に拭き拭きしましょう。

このあたりに松脂がたくさん散っているからです。

✔︎顎当て

ここ、汗を頻繁に拭き取っておかないと黒〜く変色していくので夏場は要注意です。

✔︎エンドぴん付近

ここは首が直接触れやすい場所なので汗や皮脂が付着しやすいです。

✔︎ネックの裏側の根元付近

ハイポジションを弾くときこの辺をよく触ります。

✔︎ネックの裏側

木丸出しの部分で変色しやすいのでこの辺もしっかり拭き拭きしましょう。

✔︎指版の弦の下側

指の指紋が強く残りやすいので拭き拭きしましょう。

楽器の調整

楽器の調整って何?どんなことするの?

楽器の調整は弦楽器専門店で職人さんに診てもらうことが大事です。

ご自身が住んでおられる地域で一番近くの弦楽器専門店をググって調べてみましょう。

(例)◯◯ 弦楽器
でググるとでてきますよ。

自分でできることを教えてよ!

職人以外で楽器の調整ができることは少ないです。

ですが個人でもできることとしては駒の調整です。

むしろ駒の調整はとても大事。

下記では駒の調整のやり方を解説しますね。

駒の調整以外は直接楽器屋さんに持っていって見てもらうのが大事。

バイオリンの駒のメンテナンスは超重要

駒はチューニングしたり、演奏したりで段々と傾いてきます。

その度に楽器屋さんに直してもらうわけにはいかないので自分でメンテナンスします。

駒が歪んでることによる弊害

・音色が悪くなる
・駒が倒れる(本番中になると悲惨)(楽器に傷がつく)

駒の正しい位置

F字孔の向かって右側の出っ張り部分が駒の中心部分に来る位置が基本になりますが、楽器の設計によって最適な位置は変わるので、楽器屋さんの職人に聞久野が最適解です。

わたしのバイオリンの駒の位置はこちら。

駒の角度

✔︎駒の顎当て側の部分がバイオリンと直角になる角度

駒の直し方

駒の直し方は片方の手で駒の下側も持って安定させて、片方の手でジリジリ駒の歪みを修正していきます。

弦のメンテナンス

弦は消耗品で弾きこんでいくと質が下がっていきます。

・音色が悪くなる
・音程が悪くなる

こうならないためにも定期的に張り替える必要があります。

弦を巻くときに気を付けることは

・チューニングが狂わない巻き方
・ペグが硬くなりすぎない巻き方

この2点に気を配るべきです。

弦を張り替える順番としては、

①番目E線→②番目A線→③番目D線→④番目E線

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

バイオリン弦の張り方を、バイオリン歴20年以上のわたしが解説

弦は消耗品なので定期的に張り替える。

ペグ調整

弦を巻く際にペグの回り具合は重要です。

ペグの回り具合が悪いままだと回すときにペキペキとスムーズに回ら無かったり、逆に回りすぎてしまいます。

早くバイオリン練習したいのにペグの回り具合が悪いとイライラするなあ!

解決方法としてはペグが滑らかになる専用のクリームがあります。

メンテナンスをスムーズに行うためにもペグの回り具合は重要

弓のメンテナンス

弓の毛替え

アマチュアバイオリンの方であれば、年に1、2回で丁度良いと思います。

毛は松脂でコーティングされているので弦との摩擦でも割りと長持ちします。

ねるね
ねるね

弓の毛替えは弦楽器専門店の職人さんにやってもらいます。

個人でやるにはハードルが高いですよ。

値段相場は4,000円〜7,000円

替え時のタイミングとしては、

・演奏会、本番の1ヶ月前
・毛が汚れてきた(弓の根元や先っちょが黒ずんできた)
・毛が抜けすぎて少なくなってきた

これらの症状が出てきたら替えるタイミングと言えます。

わたしに師匠は3ヶ月に1回は替えると言っていました。

ただ、アマチュアなら年に1、2回で十分ですね。

弓の掃除

弓の掃除で行うことは弓の毛についた松脂を落とすことと、木についた松脂をふくことです。

弓に松脂が残ったままですと木に松脂がこびりついてしまいますし、木に松脂がついたままだとそのうち松脂が木に溶け込んでとれなくなってしまいます。

ねるね
ねるね

見た目がとても汚らしくなってしまいます。

なので必ず松脂を拭き取るように心がけましょう。

弓の掃除の手順

①弓を緩める

②弓についている松ヤニを取る(はたく)

③木の部分をクロスで拭く

弓に松脂を塗る

弓に松脂を塗らなければ音は鳴りせません。

とくに毛替えをしたばかりの弓は松脂を塗らないとダメです。

塗り方

弓を仰向けにして松脂をしっかりじっくり塗っていきます。

ねるね
ねるね

歯ブラシをしっかり歯に擦りながらみがくイメージです。

なぜしっかり松脂を付けなければいけないのかというと

・小さい音が出しにくくなる。
・音の出だしがハッキリしなくなる。

上記の理由をまとめると弦に対する弓のひっかかりが弱くなるということです。

ねるね
ねるね

それは滑り止めのない靴で坂道を歩くぐらいひっかかりがない状態です。

詳しくはこちらをご覧ください。

松ヤニの正しい塗り方。【塗り方を間違えると音が出ない!?】

松脂はしっかりたくさん付けまくるのが最適解。

まとめ:バイオリンの上達への近道はメンテナンスをしっかりすること

今回はバイオリンのメンテナンス方法について書きました。

まとめると以下です。

✔︎バイオリンの管理方法として大事なことは温度管理と湿度管理。

✔︎バイオリンを肌身離さず持てるようにケースは軽いものを選ぶ。

✔︎バイオリンの掃除方法
・用意するものは:メガネ拭きとお古の肌着
・掃除するポイントは:松脂がたくさんついている場所と汗や皮脂が付着しやすい場所

✔︎バイオリンの駒の調整は重要
・駒が歪んでいると音色が悪くなることと、駒が倒れる危険性がある
・定期的に駒を正しく調整することが必須

✔︎弦の張り替え
・弦は消耗品なので定期的に張り替える必要がある

✔︎弓のメンテナンス
・弓の毛の張り替えはアマチュアバイオリンであれば年に1、2回で十分

メンテナンスを怠ると、

・音色が悪いまま練習を積み上げる
・チューニングが合っていない状態で練習を積み上げる
・弓の状態が悪いまま練習を積み上げるのでボーイング技術が伸びない
・バイオリンの質が減価償却していく

など、マイナス要因がいっぱいになっていきます。

こんな状態だと、いくら正しい練習を積み上げたとしても練習効率は落ちてしまいます。

こうならないためにも、バイオリンのメンテナンスはしっかり行っていきましょう。

また、これらのことすべてを個人の知識で完璧に行うのは大変です。

人生が何個あっても足りません。

そんなあなたはプロの目から見た的確なアドバイスをもらいながら管理やメンテナンスを行っていくことをオススメします。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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それではまた。

コメント

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