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バイオリン弓の選び方!歴25年の私が見分け方の秘訣を伝授!

バイオリン

バイオリン本体は買ったんだけど弓も買いたい。でも初心者が弓を買うとき何を基準に選んだらいいかわからないよ、、、。

本記事の内容

✔︎良い弓の基準。
✔︎良い弓で練習すると上達が早い。
✔︎弓の値段相場。
✔︎弓の選び方。
✔︎弓のメンテナンス方法。
✔︎初心者用の安いオススメ弓。

バイオリン初心者が弓を購入するとき「結局何を買ったら正解なの?」とめんどくさくなって、その結果弓の購入に失敗する、、といったケースは非常に多いです。

わたしはバイオリンを大人になってから始めて20年経ちます。

その間、弓を5本購入し100本以上の弓を弾き比べしてきた中で、オンボロ弓を使って練習したり、騙されて値段以下の弓を買ってしまったりと失敗をたくさんしてきました。

そこで今回は、バイオリン初心者が自分にとっての最適な弓を購入できるよう【良い弓の基準】となる知識から弓の値段相場、正しい弓の購入の仕方までまとめて解説します。

「自分にとっての最適な弓を購入したい!」という方はぜひ最後まで読んでみてください。

筆者プロフィール

名前:ねるね
バイオリン歴:大人から始めて21年以上。オーケストラのプレイヤーとして18年活動。

良ければフォローしてね!

この記事は5分程度で読めます。

良いバイオリン弓の基準とは

良い弓の基準

・飛ばしやすい(弓を弦の上で跳ねさせること)
・発音がよい
・弦に吸い付く
・小さい音がしっかり出る
・好きな音色

上記の基準とはバイオリンを演奏するうえで超絶欠かせない絶対的に必要な要素です。

これらのどれかの要素が少しでも欠けている弓に出会ってしまうと演奏がと〜〜っても苦痛になります。

なので良い弓とは「少しでも演奏を楽にしてくれる弓」となります。

いやいや初心者では上記の項目なんて見極めきれないよ

そうです。その気持ちすごくわかります。

弓を選ぶ際は上記の項目を瞬時にわかるプロと一緒に買いにいくことをオススメします。

プロの先生と繋がるには音楽教室に通うのがオススメです。詳しくはこちら

【2022年最新!】音楽教室おすすめ18社を徹底比較|人気な理由を解説

ですが、もし先生に一緒に来てもらうことができない方は自分自身で上記の項目をしっかり楽器屋さんに伝えた上で楽器購入をすることをオススメします。

少しでも初心者の方が知識として身に付くように上記の項目を深堀解説します。

なぜ飛ばしやすい弓がいいのか

なぜ飛ばしやすい弓が良いのかというと、飛ばす技術はとても難しい技術だからです。

良い弓は勝手に弦の上で跳ねてくれる。

どんな感じ?想像がつかないなぁ

✔︎参照動画

超絶飛ばし

弓がチョコチョコ跳ねていますね。

これがバイオリンの弓を飛ばすということです。

弓を弦の上で飛ばす技術はとても難しいので飛ばしやすい弓を使った方が有利。

なぜ発音が良い弓がいいのか

ねるね
ねるね

発音の悪い弓を使うと演奏にとても支障が出ます。

例えば、バイオリンは早弾き(早いスピードでたくさんの音符を弾いていくこと)を要求される曲が多いです。

発音が悪い弓だと早弾きがとても弾きづらくなります。

もちろんそれ以外のテクニックでも発音が悪いより良い方が演奏はとてもやりやすくなります。

弓の発音が悪かったら演奏に支障がでる。

弦に吸い付く弓はなぜいいのか

弦に吸い付く弓はとても弾きやすいからです。

弦に吸いつかない状態

・弦をスルスル滑る弓

弦をスルスル滑る弓は音を出すのに非常にストレスが溜まりとてもイライラがたまります。

弦に吸い付くとはどういうことかというと、例えば部屋の掃除をするときコロコロで床のゴミを取ろうとします。

そのときにシールの吸い付きが良ければしっかりとゴミをとることができますが、シールの吸い付きが悪いとスルスル床を滑ってゴミもしっかり取れません。

吸い付きの悪い弓を使うとこれと同じようなことが起こります。

弦の上をスルスル滑って弦をこすりにくくなって音がしっかり鳴ってくれません。

ねるね
ねるね

弦をスルスル滑るような弓を使うととてもストレスが溜まりますよ。

弦に吸い付く弓はとても弾きやすい。

わざわざ嫌いな音色の弓を使うメリットはない

自分の好きな音色の出る弓を選ぶべきです。

自分の好きな音色なんてよく話わからないよ。

初心者の方ではそう思われる方が大半だと思います。

ですがせめて、感覚でも良いので「なんとなくこの弓の音が好きだな」と思って購入するべきです。

それだと納得感もありますし、この納得感は日々の練習のモチベーションを左右するので、出来るだけ自分の好きな弓を求める姿勢は初心者の方にも持っておくべきです。

良い弓で練習するとバイオリンの上達が早い

上質な弓を使っている演奏者は上達が早いです。

なぜなら上質な弓は演奏者を育てるからです。

上質な弓を使うメリット

・難しいテクニックが簡単に弾きやすい。
・良いクセがつきやすい。

逆に質の悪い弓を使うと上記の逆になりがちです。

上質な弓で練習すると上達が早い。

目的によって選ぶ弓の価格は変わる【弓の相場】

目的によって買うべき弓の値段は変わります。

弓は掘り出しモノを除けば大体が良い弓=高いとなりやすいです。

そして良い弓=上達しやすい、演奏しやすい。

となります。

ねるね
ねるね

なので初心者だろうが世界的なバイオリニストだろうが良い弓を使うに越したことはないんですよ。

ですが人にはそれぞれ限られた予算の縛りがあるので、目的に応じての金額の目安を決めておく必要があります。

価格目的
0
〜5万円
初心者、
まずはお試しな方
6万
〜10万円
バイオリンを長く
続けていくと決心した人
10万
〜35万円
アマチュアでガチで
バイオリンをやりたい方
35万
〜100万円
音大、プロを目指す方
、プロ
100万円ガチプロ

上記はあくまでも一例ですが、お試しでバイオリンを弾いてみる人が500万の弓を買ったとします。

一ヶ月後に「やっぱりバイオリンはわたしには合わなかったな、、、」となったら悲惨じゃないですか。

なので目的別に弓の金額を決めるというのは重要です。

弓の選び方

重すぎる弓は避ける

初心者にとって重すぎる弓は避けた方が無難です。

理由

重すぎる弓は操作性が悪く感じやすいから。

軽い弓がいいのか重い弓がいいのかを議論するのは上級者になってからの方がいいです。

ねるね
ねるね

マリオカートでクッパは上級者が使うことが多いですよね。それと一緒です。

ちなみにバイオリン奏者の古澤巌さんはチェロ弓を使っているとのこと。

チェロ弓

チェロって大きな楽器でその弓もバイオリン弓よりもめちゃめちゃ重いです。

こんな重い弓を使えるのは超絶上手い古澤巌さんだからできることです。

初心者は重すぎる弓は選ばない方が良い。

高い弓を選ぶ場合はプロと一緒に選ぶ

高額な弓をもし購入する場合はプロの先生と一緒に選ぶべきです。

理由

・弓の良し悪しは初心者には判断できないから。
・初心者は楽器屋さんにカモられる可能性があるから。

ねるね
ねるね

高額な買い物で失敗するのは本人にとってツライことですしそれでバイオリンを嫌いになって欲しくないです。

プロの先生と一緒に買いにいくことによって弓選びに失敗する可能性は低くなりますし、楽器屋さんも下手な営業はできなくなります。

プロの先生とはどこで出会えばいいの、、、。

音楽教室に申し込んで先生とのコネクションを作ることがオススメ。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【2022年最新!】音楽教室おすすめ18社を徹底比較|人気な理由を解説

高額な弓はプロの先生と一緒に選びにいく。

初心者はカーボン弓がオススメ

初心者にはカーボン弓がオススメです。

カーボン弓のカーボンは聴き慣れない言葉ですね。これはカーボンファイバーという材質を使っているのでこんな名前になっています。

カーボンファイバーとは

・炭素繊維を接着剤でくっつけた材質のこと。

カーボン弓はとにかく丈夫なのと軽くてしなやかで操作性が良いです。

とくにこの操作性の部分はバイオリン初心者を多いに助けます。

ねるね
ねるね

バイオリンの演奏において操作性=弾きやすさはとても重要。

初心者にはカーボン弓がオススメ。

弓のメンテナンス方法

弓のメンテナンス方法を紹介します。

弓を長く良い状態に保つためには定期的なメンテナンスがとても重要です。

ねるね
ねるね

弓は消耗品なので。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。(バイオリンのメンテナンス中心の記事ですが弓のメンテナンスのことも書いてます。)

【知らないとバイオリンが死ぬ!?】バイオリンを守るメンテナンス術

弓の毛替え

弓は毛の部分を定期的に取り換える必要があります。

理由

・弓は消耗品だから。

ねるね
ねるね

演奏を続けていくと毛が抜けたり毛の表面が削れていき、弾きづらくなったり音色が悪くなります。

なので定期的な毛替えが必要です。

松脂(ベタベタした石みたいな物)を塗る

弓に松脂を塗ります。

松脂とはこれ
松脂
ねるね
ねるね

これを塗らないと弦と弓をこすることはできません。(音が出せない)

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

松ヤニの正しい塗り方。【塗り方を間違えると音が出ない!?】

弓の掃除方法

弓の木の部分を掃除する必要があります。

弓の木の部分
ねるね
ねるね

上記で説明している松脂で木の部分がベタベタになるからです。

このように粉が溜まりやすいのでこの部分をクロスなので丁寧に拭きましょう。

クロスで拭く

弓の毛を緩める

練習が終わったら弓の毛を緩める必要があります。

理由

・弓の反りを保つため(反りは重要)

ねるね
ねるね

反りがなくなると弾きにくくなります。

どれくらい緩めるの?

毛を緩める

木のところに弓がくっつくぐらいです。

練習後には弓を必ず緩めて楽器ケースに直しましょう。

バイオリン本体の選び方

バイオリン本体の選び方も弓の選び方と基本的に似ています。

どんな目的でバイオリンを始めるかということが重要。

弓を購入するときと理由は同じで、お試しなのに超高級なバイオリンを購入してしまったらもったいないからです。

ねるね
ねるね

お試しで買うなら30,000円〜100,000円ぐらいで買うのがオススメです。

詳しくは『損しない!バイオリンの選び方を歴25年の私が簡単に解説!』を見てみてください。

その他備品の選び方

バイオリンと弓が揃ったらそれ以外の備品も集めましょう。

必要なもの

・弓
・弦
・肩当て
・松脂
・チューナー
・メトロノーム
・楽器ケース
・譜面台
・教本
・ミュート

ねるね
ねるね

これらはバイオリンを練習していくために必須です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

初心者にこそ読んでほしい!バイオリンを始めるのに必要なもの一覧【オススメも解説】

練習の始め方

弓もバイオリンも備品もすべて揃ったら練習に取り掛かります。

バイオリンは構えから実際の練習方法までたくさんの項目をこなしていく必要がある。

ねるね
ねるね

実際に初心者で時間が限られている人は効率良い練習をしていくなんて不可能です。

そこで初心者にオススメの練習の進め方として、音楽教室がオススメ。

音楽教室はプロの講師が的確な指導とプログラムで効率良く練習を見てくれます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【2022年最新!】音楽教室おすすめ18社を徹底比較|人気な理由を解説

まとめ

✔︎良いバイオリン弓の基準
✔︎上質な弓で練習すると上達が早い理由
✔︎目的によって選ぶ弓の価格は変わる【目的別弓の相場】
✔︎弓の選び方
✔︎弓のメンテナンス方法
✔︎バイオリン本体の選び方
✔︎その他備品の選び方
✔︎練習の始め方

以上です!

それではまたー!

コメント

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  2. […] バイオリン弓の選び方 […]

  3. […] 【もう迷わない!】バイオリン弓の正しい選び方 […]

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