こんな悩みに、楽器を大人から始めて歴22年の私が解説します。
(このサイトの運営者プロフィール:ねるね)
バイオリンを始める時(大人、子供に関わらず)才能が自分に(子供に)あるのかどうか気になりますよね。
音楽の才能って目に見えづらいのものなので、実は才能ないのに「私はプロのバイオリニストになる!」 「この子はプロのバイオリニストに育てる」と息巻いて人生を無駄にしてしまうのは悲劇です。
そこでこの記事では以下の事を解説。
音楽の才能について研究している以下の論文と 凡人で大人からバイオリンを始めて上達できた私の実体験を根拠に解説しますね。
(引用:音楽的才能の発達( Abstract_要旨 )・山松, 質文著)
(引用:子どもの概念形成と才能発掘の実態把握を 行うための構造化された評価ツールの開発 ―3~5 歳児を対象とした CRAYON Book の領域と項目の検討― )
一緒に見ていきましょう!
バイオリンの才能の見極め方
バイオリン及び音楽の才能を見極める方法として、以下の項目で見極める事ができます。
遺伝的要因
遺伝的要因で見る方法としては、「両親やおじいちゃんおばあちゃんで音楽の才能がある人が存在している(していないか)」を確認すれば明らかになります。
理由としては下記の研究結果で、音楽の才能は遺伝的要因で決まる事が多いという結論が出ているから。
(引用:音楽的才能の発達( Abstract_要旨 )・山松, 質文著)
実際にプロの音楽家でも親子でバイオリニストはたくさんいますし、私自身もアマチュアですが親も兄弟も楽器演奏者です。
バイオリンの才能は遺伝で決まることが多い
環境的要因
環境的要因で音楽の才能をどのように見極めるのかというと。
バイオリンを始めようとしている本人が、「感じたことや考えたことを、歌や楽器を活用して表現する頻度」がたくさんあるかどうかで見極められます。
つまり、普段の生活の中で音楽表現を積極的に行なっているかどうかですね。
これは特に幼児子供で見分ける事ができますが、具体的には以下の事例を参照してください。
大人であれば、幼少期に上記のような事を行なっていたかを思い出してみましょう。
✔︎バイオリンの才能の有無は日常で音楽表現がたくさんやっているかどうかで決まる
実はバイオリンに才能は必要ない
前提条件として、あなたがプロになりたいか、趣味でやりたいかを考える必要があります。
あなたがプロを目指すなら才能があったほ方が有利です。
ですがもし、
上記の理由なら才能は必要なしでオッケー。
バイオリンに才能は必要ないワケ
趣味レベルの上達を目指すならバイオリンに才能はいらないです。
その理由を言いますね。
わたしは21年間バイオリンを続けてきて、才能よりも必要なのは以下だと確信しています。
このうちどれかひとつでも
「あ!わたしのことだ!」
という人がいれば、それはバイオリンが向いてるって思って大丈夫です。
上記をまとめると、バイオリン上達には講師の話を真面目に聞けて練習が継続できるかが大事だってこと。
趣味レベルの上達ってどのくらい?
レストランのシェフの料理と、料理が上手い主婦の料理の違いを想像してほしい。
どちらの料理も美味しくて満足できますよね。
趣味でやるなら才能なしでも、この「料理の上手い主婦」みたいにバイオリンも誰でも上達できるんです。
(料理の上手い主婦が才能ないという意味ではないです。プロとアマチュアの対比を表現しただけです)
【朗報】音楽無能、才能皆無のわたしでもバイオリンを上達できた
わたしは音感もなくて、楽譜も読めない状態でバイオリンを開始したんです。
それでも上達できました。
具体的に22年間オーケストラの演奏で計50回以上は出演できるくらい上達できました。
バイオリンは才能よりもバイオリンへの情熱が大事なんです。
バイオリンは大人から始めても上達できる?
大人からバイオリンを始めても十分上達できます。
理由は、大人から始めてバイオリンを上達した人をいっぱい知っているから。
詳しくはこちらの記事を見てくださいね。
遅くはない!バイオリン大人デビューでも上達できる理由を解説【歴21年の私の経験談】
上達速度は子供とくらべてどう?
子供から始めても全然上達しない人もいれば、逆に大人から始めても上達スピードが遅い人もいます。
つまり上達速度に年齢は関係ありません。
大事なのは、
この2点です。
子供と大人も上達に与える才能の影響は変わらない
子供も大人も、才能があれば上達が早いでしょうし才能がなければプロにはなれません。
それはお互い条件は同じです。
理由として、子供からバイオリンを始めて全然うまくない(失礼?笑)人を何人も知っているし、
逆に大人から始めてプロになった人もたくさん知っています。
バイオリンYouTuberで有名な、バイオリン侍おっくんは大人からバイオリンを始めていますがバイオリンで生活しています。
大人から始めるとき、子供から始めるとき、それぞれのメリットとは?
大人からバイオリンを始めるメリットは、
子供からバイオリンを始めるメリットは、
・技術の飲み込み方が早い
・無駄な先入観がない
こんな感じ。
どっちも一長一短があります。
バイオリンを始めるなら音楽教室のレッスンがオススメ
バイオリンはどうやって始めたらいいの?
私のようなバイオリン凡人がバイオリンを上達するために一番オススメな方法はレッスンを受けることです。
レッスンのメリットは圧倒的に練習効率があがるから。
私がおすすめする音楽教室を以下の記事でまとめましたので、良ければ見てみてください。
音楽教室おすすめランキング17社徹底比較|6つの検証結果で解説【大人、子供向け】
子供をプロのバイオリニストにさせたいという方は
バイオリンで大事なことは「練習を習慣化できるかどうか」。
継続なくしてバイオリンの上達はありえません。
どうやって練習を習慣化できるのか。
それは、バイオリンを好きになれるかどうかです。
大人でバイオリンを始める方はバイオリンを好きだったり興味があるから始める方が多いでしょう。
しかし、子供がバイオリンを始める際は、親御さんからバイオリンを始めさせる事がほとんだと思います。
つまり、子供がバイオリンを好きかどうかが練習の習慣化に繋がり、習慣化できるからこそバイオリンを上達させることができます。
子供をプロのバイオリニストに育てるには経済力も大事
また、親御さん自身の経済力があればプロの道がグッと近づきます。
なぜ経済力が大事かというと、楽器は良いものを購入する必要があるし、レッスン代、音楽大学の学費、留学代とお金がめちゃめちゃかかります。
詳しくは以下の記事で書いています。
【貧乏な私でも始めた】大人がバイオリンを習う際の費用はいくら?金持ちの趣味というのはウソ?
才能もなくお金もない人はプロになれないの??
1万時間の法則はご存知ですか?
物事に対して1万時間を費やせば「プロになる」という法則です。
これは多くのビジネス成功者が言っている言葉。
バイオリンに向いている性格、向いていない性格
向いている性格、向いていない性格の区分ってないです。
性格によってバイオリンのプレイスタイルが変わるのもバイオリンの良いところ。
明るい性格ならバイオリンの音色も明るく煌びやかになります。
逆に暗い性格なら重厚な深い音色になる。
それぞれの性格をバイオリンのプレイスタイルを作る「個性」として、大事にした方が良いです。
ブランク明けで再開しても上達できる
子供の時バイオリンをやっていたけど大人になって再開するって人たまにいます。
「ちゃんと弾けるかなぁ。」
って心配する声を耳にします。
結論大丈夫です。
子供の時のバイオリンの練習の積み重ねって消えないんですよね。
再開してしばらくは違和感がありますが、しばらくバイオリンの練習を続けていると(リハビリみたいに)本来の姿を取り戻しますよ。
まとめ
バイオリンに才能は必要かどうかについて解説しました。
まとめ、
バイオリンの始め方について
実際にバイオリンを始めたいけど、どうやって始めたらいい?
私は25年前の初心者のとき1年間だけレッスンを受けたんです。
そのときに先生に基礎をみっちり教わりました.。
その時の基礎のおかげで、その後、独学期間も長かったりしたんですがしっかり上達。
初心者の方はぜひレッスンを受けてみることを個人的にはオススメします。
無料で体験レッスンを受けることができますので。
以下ではオススメの音楽教室18社を徹底比較しています。
興味のある方は見てみてください。
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