こんな悩みにバイオリンを大人から始めて25年(独学歴22年)経つ私が解説します。 (このサイトの運営者プロフィール:ねるね)
バイオリン始めたいけど、お金をかけたくないなぁ、、、。
できれば独学で練習を進めたい!
と思いの方。
私もバイオリンを始めた22年前そう思っていました。
実は、バイオリンは独学でも(ある程度の)上達は可能なんですよ。
、、、でもですよ。
独学でバイオリンを始めるリスクってたくさんあって、そのリスクを理解した上で独学を進めることが重要。
独学で練習を進めることによるリスクは、、、
です。
え、なんか嫌なリスク。
そこで、今回はバイオリンを独学で始めようか悩んでいる方のために独学方法からメリット、デメリット、バイオリンは実際に独学がいいのかレッスンが、いいのかどうかまでまとめて解説します。
私は、大人からバイオリンを始めて22年。20年間はほぼ独学でした。
レッスンに通い続けた人、独学を貫いた人、上達した人、挫折した人、今も続けている人、自分自身も含めたくさん見てきたので体験談ベースで解説しますね。
この記事を読めば、自分は独学で始めるべきかレッスンを検討するべきか、バイオリンを諦めるべきかが判断できますよ。
今すぐ、この記事を一緒に見ていきましょう!
私が独学で挫折して、レッスンを受け始めた体験談が知りたい方は こちらで記事の下にジャンプしてくださいね!
独学のメリット、デメリット
独学でのメリットデメリットをまとめました。
・予算を抑えられる→レッスンの相場はいくらか?こちらでまとめています
・自分のペースでできる→私的にはレッスンに縛られるのが嫌だったので独学を選びました
・時間をかければ上達できる可能性もある→私は独学で時間をかけて上達してきました。
・独学で正しい練習を行うのは難しい→変なクセがつきやすい
・とにかく壁にぶちあたりまくる→レッスンでは先生がその都度解消してくれる
結論:上達スピードがレッスンを受けるよりも遅くなる
個人的には独学はデメリットの方が多いと思う派です。
私はバイオリン歴22年ですが、独学9割で練習してきました。
独学だと壁にぶつかる回数が多くて、何回もへこたれた思い出がたくさんあります。
もし、この記事を読んでみて独学の方がデメリットをたくさん感じるなら、音楽教室でレッスンを受ける事をオススメします。
レッスンでは、独学よりも上達が早く、悩む回数が極端に減りますからね。
下記の記事でオススメの音楽教室をまとめていますので、良ければ見てみてください。
【2022年最新!】音楽教室おすすめランキング5選|歴21年の私が徹底比較
大人でもバイオリン始めて大丈夫?
バイオリンは大人から始めても大丈夫なの?
大丈夫です。
なぜならソースは私。
私は、大人からバイオリンを始めて25年経ちます。
そして98%ほぼ独学。
私のバイオリン仲間や知り合いでも大人から、バイオリンを始めて上達している人を腐る程たくさん見てきています。
「大人からバイオリンを始めても上達できない」
っていう人いますが
こんなの都市伝説で、ウソの情報なので信じないようにしましょう。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
遅くはない!バイオリン大人デビューでも上達できる理由を解説【歴21年の私の経験談】
正し、独学メインでやってきた私だから言えることなんですが、独学メインでバイオリンの練習することはあまりオススメできません。
初心者だったら最初の1年間は最低レッスンを受けるべきです。
そして、スポットで1年に何回か、もしくは数年に数回かで定期的に自分を見直すためにレッスンに行くことをオススメします。
何年間もレッスンに行き続けるのは金銭的にもきついですからね。
バイオリンは本当に独学できるの?
独学でもある程度上達できる?
正直かなり厳しいです。
バイオリンは続ければ続けるほど、独学で練習を積み上げる場合とレッスンで練習を積み上げる場合とでは大きな差が生まれていきます。
これからバイオリンを始めようとする人がいて、私に 「バイオリンを上達するためにはどうしたらいいか?」とアドバイスを求められたら、100%の確率で「まずは1年間だけでもいいからレッスンに通った方が良い」
とアドバイスします。
オススメの音楽教室はこちらでまとめています。
それはバイオリン歴25年の私の体験から言えること。
「ある程度のレベル」に到達するには独学だけでは時間が膨大にかかってしまうため、挫折しやすくなるからです。
(具体的な独学方法を知りたいかたはこちらでジャンプ)
そこで、独学で練習を続けた場合とレッスンで練習を続けた場合とでの 、どのくらいの期間でどのくらいのレベルに到達するかを表にまとめました。
要は、独学とレッスンとでどっちの方が上達できるかをわかりやすくまとめたものです。
独学で 到達期間 | レッスンで 到達期間 | レベル | |
初心者 | 0 | 0 | ・曲は何も 弾けない ・しずかちゃん レベル |
初心者に 毛が生えた | 3ヶ月 | 1ヶ月 | ・キラキラ星が 弾ける ・音が安定して 出せるように なる |
脱初心者 | 1年 | 6ヶ月 | ・パッフェルベルの カノンが 弾けるようになる ・人と一緒に合わせて 弾けるようになる |
アマチュア 初級 | 3年 | 1年半 | ・アマオーケストラの 簡単な曲が弾けるよう になる ・アマオーケストラに 参加できるようになる |
アマチュア 中級 | 6年 | 2年半 | ・アマオーケストラの 定番曲なら大体弾ける ようになる ・カルテット (少人数の合奏) にも参加できる |
アマチュア 中の上 | 15年 | 4年 | ・アマオーケストラの 曲はほとんど 弾けるようになる ・アマオーケストラの コンサートマスター (エース)になれるよう になる |
壁 | 壁 | 壁 | 壁 |
アマチュア 上級 | 30年 | 15年 | ・コンチェルト(ソロ) 曲が弾けるようになる ・技術だけならプロと 遜色ない人も出てくる |
分厚い壁 | 分厚い壁 | 分厚い壁 | 分厚い壁 |
セミプロ | 不可能 | レッスンとは 別の要素が必要 | ・なんでも弾ける ・人にバイオリンを 教えられるようになる |
プロ | 不可能 | レッスンとは 別の要素が必要 | ・なんでも弾ける ・バイオリン演奏で 食べていける |
プロ上級 | 不可能 | レッスンとは 別の要素が必要 | ・なんでも弾ける ・バイオリン演奏以外 でも食べれるように なる |
レジェンド | 不可能 | レッスンとは 別の要素が必要 | ・なんでも弾ける ・バイオリンを 弾かなくても 食べていける |
この表のソースは、バイオリン歴25年の私が培った体験をベースに私を含む22年間で出会った数百人のバイオリン仲間たちです。
私の体験ベースでの表なので割りかし参考になるかと。
(これは初心者が価値が低くて上級者が偉いと主張している表ではありません。あくまでも、独学とレッスンだと上達期間でどのくらいの差が生まれるかを表た図です。誤解のないように。)
ちなみに、私はバイオリン歴25年ですが、レッスンは初心者の時1年と15年目のとき1年間のみで、あとはほぼ独学です。
自分で言うのもなんですが、私のレベルはアマチュア中の上レベルぐらいだと思います。
ほぼ独学で歩んだバイオリン人生なので、独学で練習を続けて上達するのに、ものすごく時間がかかったのは身を持って体験しています。
この表のモデルは大きくこんな人たち
ねるね(私) バイオリン歴22年 | レッスンは初心者1年 15年目のとき1年 あとは独学 レベル:アマチュア中の上 |
友人A バイオリン歴20年 | 初心者の時からずっとレッスン 音大にも入学 レベル:プロ |
友人B バイオリン歴40年 | 初心者の時から10年くらいレッスン あとは独学 レベル:アマチュア上級 |
友人C バイオリン歴4年 | 初心者の時から4年くらいレッスン レベル:アマチュア中の上 |
上記以外でもたくさんの人たちをモデルにしましたよ。
バイオリンの具体的な独学方法
バイオリンの独学はオススメできませんが、あえて独学の手順を説明すると、
バイオリンの独学方法としては、
以上です。
どれも難易度は高いですが、独学される方のために方法をまとめています。
①バイオリンの選び方
バイオリンを始めようと思ったら、まず、バイオリンを選びますよね。
初心者にとってバイオリン選びは何を基準に選べば良いか、めちゃめちゃわかんないですよね。
初心者には量産型のバイオリンを買うことをオススメします。
理由はコスパが良く、購入の失敗リスクがないから。
オススメのバイオリンから、選び方、バイオリンの値段と性能の関係まで下記で詳しく解説しています。
良ければ見てみてください。
バイオリン購入の値段はいくらがおすすめ?【初心者の選び方、失敗しないコツを解説】
②バイオリンで必要な備品
バイオリンを独学するにあたって必要なものは以下です。
上記のものは全部100%必要なものです。
それぞれなぜ必要なのか理由を見ていきましょう。
・バイオリン、弓→楽器なので必要。
・肩当て→野球でいうところのグローブ的な存在。肩当てつけないと50kgの米を担いでマラソンを走るぐらい大変なことになる。
・弦→これがないと楽器が弾けない。歯ブラシのブラシの部分のような存在。
・バイオリンケース→これがないとバイオリンが劣化する。バイオリンをケースにしまわないのは、例えると 冷凍庫がないのに氷を保存するようなもの。
・メトロノーム→リズムを正す装置。メトロノームなしで バイオリンを練習することは、マラソン選手がタイマーなしで練習するようなもの。
・チューナー→音の高さを調節する装置。チューナーを使わずバイオリン練習をすると、しずかちゃんみたいなバイオリンになる。
・教本→バイオリンを練習する際に必要な教科書のようなもの
・譜面台→勉強机みたいなもの。
バイオリンの備品について詳しくはこちらでまとめています。
初心者にこそ読んでほしい!バイオリンを始めるのに必要なもの一覧【オススメも解説】
③、④練習方法
バイオリンは構えが独特なので、まず正しい構えを習得しなければいけません。
ここで説明すると長くなるので、以下で解説。
構えが習得できたら、実際のテクニックを練習していきましょう。
バイオリンのテクニックは大きく2つに分かれます。
詳しくは下記の記事を参照してください。
YouTubeの無料動画はありなの?
結論からいうとアリです。
YouTubeのノウハウ系の動画は音楽に限らず、近年レベルが上がってきており、バイオリンのレッスン動画も、これは無料で?と思う程質が高いです。
私の個人的なオススメ無料チャンネルはこちら
初心者で必要な基礎知識や練習方法が網羅されているので、初心者で独学したい方は見てみることをオススメします。
【前提条件】バイオリンを上達する上で必要なこと
まず、独学云々関係なくバイオリン上達において必要なことは、
この3つ。
楽器選びに失敗したら、、、?
切れ味の悪い包丁で刺身を切り続けるくらい不細工な音しか出ません。練習が無駄になります。
正しい練習方法を積み上げる
正しい練習方法とは、
効率の良い練習は、YouTubeの無料動画でたくさんアップされています。
レッスンが無理な方は動画をオススメします。、、、が
実際は、理屈ではわかっていても弾いてみるとわかんなくなる!というのがバイオリンの難しさ。
大事なことは、まずは正しい見本を見つけること。
そして、、
第三者(プロ)に、弾き方を客観的に指摘してもらいながら練習を積み上げるのが一番最適解。
正しい見本と指摘してくれる第三者の役割を担うのが、レッスンの先生になるわけです。
つまり、効率の良い練習方法とは、目標の人物を見つけて第三者から客観的なアドバイスをもらいながら、自分なりの正しい練習を積み上げることです。
独学は目標の人物がリアルで近くにいない状態だし客観的な意見をもらえないので、 どうしても壁にぶつかることが多くなります、、、。
モチベーションを高める
バイオリン上達において大事なことは継続力。
継続するためにはモチベーションの維持が必須です。
モチベーショを高めるには、バイオリン仲間やレッスンに通うことが大事になります。
特に私は長年オーケストラに所属していたので、その経験がモチベーション維持にすごく役立ちました。
オーケストラに興味がある方でも、初心者でもいきなりオーケストラに入団するのは難しいです。
初心者のうちは、レッスンで1、2年力を付けて、その後にオーケストラに入団することをオススメします。
また、練習時間に関しては1日にまとめて何時間も練習するよりも、 数10分でもいいから毎日バイオリンに触ることが大事なのは豆知識。
初心者が独学でつまづくポイントを解説
初心者が独学する際につまづくポイントは以下。
私が初心者のとき、上記のことはつまづいた記憶があります。
具体的に見ていきましょう。
楽譜の読み方
楽譜ってどう読むか初心者のときめっちゃ悩みます。
楽譜は覚えるルールや記号が多いので初心者にはつまづきやすいです。
楽譜を読むために大事なことは、
楽譜を読むための具体的な方法は以下の記事で書いています。
【即実践可能!】バイオリン初心者が楽譜の読み方を理解するための全知識【音楽記号の意味】
運指の覚え方
運指って聞いたことない言葉ですよね。
運指とは、バイオリンの音を出すための指の押さえ方のことです。
この運指がわかっていないとバイオリンを弾くことはできません。
運指について詳しくは以下の記事で書いています。
【超簡単!】バイオリン運指表を使ったら曲が弾けた!【指番号付き楽譜で練習しよう】
チューニング方法
チューニングとは、バイオリンの音の基準点を正しく合わせることを言います。
ちょっと何を言っているのかわからない、、、。
例えば、お風呂に入ったときちょうど気持ちい良い温度があると思います。
40度とか43度とか。
そのお風呂の温度を合わせるようなものです。
バイオリンのチューニングについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【今日から使える!】バイオリンの調弦を簡単にできるコツ【5分で出来る】
自宅での独学方法
バイオリンを独学で始めよう!と思っても自宅で練習しても大丈夫なんだろうか、、。
って悩むこと多いですよね。
バイオリンを自宅で練習する方法は主に3つ
詳しくは以下で解説しています。
バイオリンの自宅での防音対策を解説/うるさいか気になる方へ耳寄り情報
初心者でも弾ける練習曲
初心者で真っ先に練習する練習曲はこちら。
キラキラ星は弾くのは簡単で誰もが知っているメロディなので、初心者が最初に挑戦する曲としてオススメ。
キラキラ星の弾き方について詳しくは以下の記事を見てみてください。
【無料楽譜付き】バイオリンのきらきら星はどう練習をしたらいい!?
まとめ
この記事では、バイオリン初心者の独学について解説してきました。
まとめます。
以上です。
私は大人からバイオリンを始めました。
きっかけは「耳を澄ませば」の誠司くん
バイオリン弾けたらカッコいいじゃないですか。
そして意気揚々とバイオリンを始めることを決意。
だが、バイオリンはそんなに甘くなく、、、、始めて1ヶ月は独学で始めたけど、何を練習すればマジでわからなかった。
「構え方ってこれで合ってる、、?」
「ドの音ってどこ?」
「弓の持ち方ってこれで正しいのかな?」
「そもそも、楽器ってどの楽器を買えばいいの?笑」
「楽器屋さん行ったらやけに高い楽器を勧められるんだけどー!」
って混乱状態でした。
ある日、悩みに悩んでいた私を見かねて、友人が音楽教室を紹介してくれた。
人に習うのは性格的に苦手だったので、正直最初は習いたくなかったんです。
でも「1年だけなら」ってことでレッスンを受けてみる決意を持った。
先生はとても優しくてのんびりしてて、レッスン代も1回3,000円とかでした。
楽器の選び方から練習方法まで、そしてバイオリンの悩みまでたくさん聞いてもらえて、
「独学で進めていたら私終わってたな」
とその時心底思いました。
そこで基礎を1年間みっちり教わることができて、22年間経った今でもその時の基礎が生き残ってて、今ではレッスンを受けてきて良かったと思っています。
レッスンは、何10年もずっと続ける人もいます。
私は最初の1年と、それから15年目くらいに1年間だけ通いました。
それ以外はスポットでちょこちょこレッスンを受けるだけ。
なので、もしバイオリンを始める方でレッスンにお金をかけたくないから独学で全てやりたい!という方がいたら、せめて最初の1年間はレッスンを受けてみてほしいと言いたいです。
1年間レッスンを受けるだけでも後のバイオリン人生は全く変わってきますから。
独学だけでバイオリンを上達させるのはそんなに甘いものではないですよ。
以下ではオススメの音楽教室をまとめていますので興味がある方は見てみてくださいね。
コメント
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